鍛治田祐子 (かじたゆうこ)

FPおふぃすプラスめいきっと代表。奈良県在住のファイナンシャルプランナー。幼少期はちょっぴりリッチな生活を送るもトラブルが続き高校時代はホームレスを体験。IT業を経てFPへと転身。「お金のことは難しい」と思う人と同じ目線で分かりやすく、ひとりでも多くの人にお金の知識/知恵/知性をプレゼントする活動をしている。

保険と名乗りながら、いつも給料から引かれるお金の謎

会社員にとって、月に一度の楽しみといえば、やはり給料日ではないでしょうか。でも、その直前に渡される給与明細書をよく見ると、「総支給額」のわりに口座へ振込まれる金額は結構な差があるのに気づきます。この差の金額のことを「控除額」といいますが、控除の中でも目立つのが「○○保険」と書かれた項目です。今回は、保険と名乗りながら給料から引かれるお金の謎についてお伝えいたします。

不動産投資はマンションを一棟丸ごと買うよりも区分所有がオススメ

不動産投資で「マンションを買う」と聞くと、多くの人が、一棟丸ごと買うイメージを持つようです。しかし、実際には101号室、102号室などの1戸単位を買う方法もあり、このような買い方を「区分所有」と表現します。

区分所有は、一般的に一棟買いよりもメリットがあります。今回はマンションの区分所有におけるメリット、そしてどんな部屋がいいのかというポイントをお伝えいたします。

ワンルームマンションの投資をはじめる前に知っておきたい空室リスク対応策

投資と呼ばれるものにはリスクがつきものですが、ワンルームマンションの投資においても例外ではありません。特に、空室リスクはワンルームマンションに投資する人であれば、最も気をつけたいポイントではないでしょうか。

自分が所有するその1部屋が空室になれば、家賃収入はゼロ、ローン返済期間中ならそのローンを自分の生活費から支出しなければいけなくなります。

今回は、ワンルームマンションの投資をはじめる前に知っておきたい空室リスクの対応策についてお伝えいたします。

共感しすぎてツライ。行動経済学でわかる!投資をはじめる前からしくじってる失敗ネタ

2017年10月にシカゴ大学のリチャード・セイラー教授がノーベル経済学賞を受賞したことで「行動経済学」という学問の認知度が急速に高まりました。

経済学と聞くと身構えてしまいそうですが、それまでの難しい経済学と違い「行動経済学」は私たちの日常に密着したものなので、とても学びやすい学問の一つです。今回は、投資にまつわる失敗をテーマに心理・思考・行動を行動経済学を用いて説明いたします。

騙されないで!ポイントやマイルは「お得だ」という勝手な思い込み

この時期、旅行や帰省などで飛行機のマイルを貯めた人、夏のボーナス一括払いでクレジットカードをいつも以上に利用しポイントを貯めた人など、色々「貯めた」人が多いのではないでしょうか。「お得にお買い物できた」と思っているかもしれませんが、行動経済学では一概にお得とは言えません。

財務省、年金の受け取りを68歳にき引き上げ検討!?iDeCoで備える老後戦略

2018年4月11日、財務省の財政制度等審議会において、将来的に公的年金の支給開始年齢を現行の65歳から68歳に引き上げる旨の資料(※1)が用いられ議論の対象になりました。

具体的には、2035年以降、団塊ジュニア世代が65歳になることを踏まえて、それまでに支給開始年齢を引き上げようという案が出されました。

今回は、iDeCoの基礎知識をはじめ、公的年金の受け取り開始年齢が引き上げ時の対策としてiDeCoを用いた戦略などをお伝えいたします。

老後における公的年金の受給金額の計算方法

日本で何年も生活しているのに、意外なほど理解できていないものの一つに年金制度があるのではないでしょうか。大きく分けると公的年金(国民年金や厚生年金)と私的年金があります。公的年金が国レベルで準備してくれる年金なのに対し、私的年金は自分で準備する年金です。そして、公的年金にも、家族が亡くなったときに受け取れる遺族年金、障がい者になったときに受け取れる障害年金、老後に受け取れる老齢年金の3種類があります。今回は、老齢年金の基礎知識や受給金額の計算方法をお伝えいたします。

投資の王道を突き進みたい若者へ!「分散投資・長期運用・積み立て」をおすすめする理由

「分散投資と長期運用と積み立て」は投資の王道と言われています。この王道に則って投資をすることで今や100兆円規模で運用しているファンドがあります。それが「ノルウェー政府年金基金」です。ノルウェー政府は北海油田の収入を将来の国民の年金を支払うために運用しています。今回は、そんなノルウェー政府年金基金の例をもとに、若者にこそおすすめしたい分散投資・長期運用・積み立ての大切さをお伝えいたします。

インカムゲイン狙いの不動産投資で失敗したくない人が知っておくべき「入口戦略」とは

不動産投資において、安く買って高く売るというキャピタルゲインを考える出口戦略の情報はたくさんありますが、「これから不動産投資をして老後もその物件を持ち続け、家賃収入が老後の生活の足しになればいいな」と考えるインカムゲイン狙いの人にとっては、出口戦略より入口戦略の方が大事かもしれません。今回は、これからインカムゲイン狙いの不動産投資を始めようと考えている人が知っておくべき失敗しないための入口戦略についてお伝えいたします。