今や投資の代表格!「投資信託」
まずは「投資信託」です。
投資信託とは、簡単に言えば「運用をプロに任せられる」投資方法で、運用に一定の手数料が必要なものの、購入した後は「ほったらかしにできる」点がメリットになります。
初心者なら、プロに運用を任せられる点は大きいのではないでしょうか。
また一口に投資信託といっても内容や手数料は様々なので、最初は注意して商品を選ぶ必要があります。
それに、プロに運用を任せられると言っても、プロも必ず利益を出してくれる訳でもないため、油断は禁物です。
それでも、初心者よりは儲ける可能性が高いでしょう。
少し余談ですが、2018年1月から「つみたてNISA」が始まりました。つみたてNISAは、年間40万円までしか運用できませんが、対象となる銘柄は全て投資信託の類で手数料も安いものばかり、そして利益が非課税です。
初心者が始めるには、実に手頃と言えます。
優待生活が目標?「株式投資」
次に「株式投資」です。
株式投資とは、簡単に言えば「買った値段より株が値上がりしたら売る」という古くからある投資方法で、大きく「売却益」の他にも「配当益」「優待益」の3つの利益が狙えます。
ちなみに配当益とは、銀行預金の利息に相当する利益です。
中でも最近では、「優待益」を狙う投資家が増えています。優待益とは、株式を持っているから貰える「株主優遇」のことで、大抵は各社の自社商品や自社サービスを他の方より有利に貰える制度です。
稀に聞きますが、有名人の「優待生活」を聞いた事はないでしょうか?
確かに株式投資には、買った時より値下がりすると、売るに売れないリスクが発生します。しかし、配当益や優待益を狙うならば、値動きに関係なく持ち続けていれば利益が発生する訳です。
安い株式なら10万円前後で買うことも可能なので、試してみるのはいかがですか。
意外な使い方?「生命保険」
最後は「生命保険」です。
ちょっと意外に思われた方もいるかもしれませんが、実は生命保険も、商品や使い方によっては投資として使えます。
代表例は「個人年金保険」でしょうか。受け取りは随分と未来の話になりますが、安定的に蓄えられ、しかも銀行よりは高利率です。
また中には、変動型などの投資要素を含むものや、米ドルなどの外貨で運用するタイプのものもあります。
そして、それなりにまとまったお金がある方なら「一時払い終身保険」に加入すれば、期間の定めのない有利な定期預金の代わりとして使えるので、お勧めです。
ただし、これらの生命保険を投資代わりに利用する場合は、「しばらくは現金化できない(現金化すると損する)」というデメリットに注意が必要になります。
逆にこの点さえクリアできるのなら、通常の投資に比べてリスクが低いので、尚更に初心者にはお勧めです。
「リスクへの理解」が最初は大切!
未経験で、まったく投資の事を知らない方からすると、何となく投資を「損か得かの2者択一で、しかも確率半々」のように捉えているかもしれませんね。
ヒドい場合には、「ゼロか倍かの丁半博打」と考えている方も、未だにいるのかもしれませんが、それは誤りです。
確かに誰だって、得はしたくても損はしたくないでしょう。頑固な方なら、たとえ100円でも損はしなくないかもしれません。
ただ、まさしく投資をする方に大切な事なのですが、闇雲にリスクを避けたい、損したくない心理は、時にかえってリスクを招き、損します。
昨今の投資は、貯金だけでは生涯を生き抜ける金額を蓄えられない方にとって、必須です。高い確率で安定的に稼げる方法が目の前にあるのに何もしないのは、それこそ損ではないでしょうか。
各投資方法のリスクと共に、「投資をしないリスク」も、一度考えてみませんか。
経験に勝る勉強はない!
最近の投資は、ものによっては1万円程度からでも始められます。そして一度経験してしまえば、全体の流れや理屈が少し理解でき、さらに自分でも得しようと勉強を重ねるようになるでしょう。
経験に勝る勉強はないと考え、まずは少し何かを始めてみませんか。