現在、東京を中心に「電子たばこ」や「加熱式たばこ」が大きなブームになっています。6月27日には東京都において、受動喫煙防止条例が適用され、喫煙者には益々肩身の狭い世界になってきました。そこで、いま話題の電子たばこや加熱式たばこが健康的にも害がない、もしくは少ないということで、肩身の狭い喫煙者の一人である私も「プルーム・テック」なるものを購入し、挑戦してみました。果たして満足出来るのか、体験談をお話したいと思います。

JTから発売されている「プルーム・テック(Ploom TECH)」

まず、「プルーム・テック(Ploom TECH)って一体何?」というお話からになりますが、前述の「加熱式たばこ」のひとつです。

プルーム・テックは、低温でカートリッジ内のリキッドを蒸気に変化させ、その蒸気をたばこカプセルを通して吸い込むという商品です。本体を充電して電気によって加熱させることで、リキッドを加熱する仕組みになっています。

プルーム・テック・スターターキット

実際に購入して箱を開封した「プルーム・テック・スターターキット」の写真が下記になります。同梱されていたのは、Ploom TECHバッテリー、USBチャージャー、ACアダプターと、説明書です。

プルーム・テック・スターターキット

箱に記載されている完成図よりも短いので、どれをどうすれば良いか分からず戸惑いましたが、カートリッジはたばこと同じで都度購入をする時についてくるようです。

本体に加えて専用たばこカプセルの購入が必要

プルーム・テックのカートリッジは、「プルーム・テック専用たばこカプセル」として売られており、たばこカプセル5本と、カードリッジ1本が入っていました。

プルーム・テック カプセル

プルーム・テック カートリッジ

本体を購入した際に同梱されているプルーム・テック・バッテリーカートリッジ、カプセルを組み立てることで、カートリッジ内のリキッドを気化させて吸い込むという仕組みになっているようですが、バッテリーに関しても都度充電が必要とのことなので、電池切れには注意が必要です。

ということで、さっそく充電です。

プルーム・テックを充電

プルーム・テック(Ploom TECH)を体験してみた

バッテリーを充電させて、いよいよ私もプルーム・テックを体験してみました。

私は元々メンソールタイプのたばこを吸っていて、加熱式たばこに関してもメンソールタイプがあることは知っていました。プルーム・テックのメンソールは、3種類あったため、まずはメンソールタイプの紫色のカプセル「メビウス・パープル・クーラー」に挑戦してみました。

プルーム・テック メンソール

実際に吸ってみると、煙の量は吸い込み方で多少変わりがありますが、たばこと変わらない満足感があります。煙を吐き出す場面も撮りたかったのですが、私が満足出来る吸い方ですとそこまでの量が出ないので断念しました。

少ない吸い込み量でたばこを吸っているくらいの感覚がありましたので、多く吸い込む方であればかなりの満足感が得られるなと思いました。

プルーム・テックを吸ってみた

しかし、私の個人的な感想としては、たばこよりも喉に違和感が残り、風邪を引いている時のような違和感がありました。

色々な種類のカプセルを試して吸ってみたのですが、どのフレーバーのタイプも私の体には合わず違和感が残り、元々吸っていたたばことの相性が良くないのかもしれません。

室内で吸うとにおいは残ってしまうのか?

たばこを吸っていて1番の悩みは、喫煙場所になると思います。家や車、会社内での喫煙はもちろん、都内では喫煙所以外での喫煙もできない状況となりました。

原因はいくつかあると思いますが、非喫煙者の方に不快なにおいを届けてしまうことは、喫煙者にとっても気がかりな点といえます。

そこで私は、家と会社内でプルーム・テックを利用して、そのにおいが他者にどれだけ不快感を与えるか試してみました。

実験:会社の会議室

プルーム・テックを会社の会議室で吸ってみた

電子たばこを利用している上司に許可を取り、試しに会社の会議室でプルーム・テックを利用することにしました。

上司は普通のたばこから電子たばこに切り替えたのですが、「いまとなっては普通のたばこのにおいが気になるようになった」と言っています。そこで、上司が出かけている時に会議室でプルーム・テックを吸い、目の前でも吸ってみました。

さすがに目の前で吸ったときには、微かににおいはしたとのことですが、「まったく不快なにおいはしない」とのこと。しかも、じつは外出中に会議室でプルーム・テックを吸ったことを伝えたところ、会社に戻ったときには、においに気づかなかったと言います。

実験:自宅のリビング、寝室

あらかじめ家族の許可を得てから、家の中でも、プルーム・テックをリビングや寝室で吸ってみたのですが、部屋ににおいがついてしまうことはありませんでした。においについての家族からのクレームもありませんでした。

たばこはヤニで壁が黄色くなりにおいが残ってしまいますが、加熱式たばこのプルーム・テックは、自分以外の方に不快感を与えることはなさそうです。

Ploom TECHとその他のたばこ、料金面でも比べてみた

今回、プルーム・テックを試してみましたが、普通の紙巻たばこや電子たばこと料金面でも比較をしてみました。

紙巻たばこ

普通の紙巻たばこは、1箱20本入りで380円〜480円くらいで、460円のものが多くあります。私の場合は、毎日1箱吸っているので、だいたい月に1万5千円弱がたばこ代にかかっています。

電子たばこ

電子たばこは、香りや味のあるシロップのような液体を電気で加熱して吸い込むので、部屋に不快なにおいが残ることはありません。むしろ、良い香りであれば子どもが寄って来て煙を掛けて欲しいと言われたくらいです。

しかし、本体価格がピンキリで、安い物で数千円から2万円弱するものもあります。私が場合によって使用している電子たばこは、価格帯で中間位の値段になると思いますが、本体1万数千円とリキッドが2千円から3千円位で購入できます。

最初の出費で良い物を購入すると、電子たばこのワット数で煙の出力が調整出来、たばこと遜色ない満足感が得られますが、あまり安い物を購入してしまうと本体を買い直すことになると思います。

電子たばこのリキッドは、人それぞれですが、1本で2週間から3週間は吸えるので、最初の出費を乗り越えれば普通のたばこよりも安く楽しめます

加熱式たばこ「プルーム・テック」

今回私が体験したプルーム・テックは、本体価格が3千円と、カプセルが5本入りで460円。カプセルは、紙巻たばこ1箱(20本入り)の標準価格です。

私の場合、カプセル1つで数日は変えずに吸い続けられたので、1ヵ月で3箱買えば足りるなと感じました。最初に本体を購入すると考えても、毎日1箱たばこを吸っていた私にとってはかなり安上がりになります。

Ploom TECH体験まとめ

普通のたばこと加熱式たばこ、電子たばこと様々な商品がありますが、私がもし普通のたばこを辞めるとしたら、加熱式たばこか電子たばこに切り替えます。

味や吸い心地で考えると種類が豊富な電子たばこが良いと思いますが、フレーバーの数が今後まだまだ開発されてくるので、好みの味が見つかれば、今回のプルーム・テックが一番安価で、ストレスなく利用できると思いました。

好みもあると思いますので、気になる方は色々試してみてもよいかもしれません。

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