株式投資の世界には「銘柄」という言葉があります。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、たとえばお酒やタバコには銘柄がついてますが、それと同じように株式にも「銘柄」がついています。株式の場合には一般的に企業名が銘柄になることが多いです。

株式市場にはたくさんの銘柄が存在し、もちろんその全てを覚えることは大変ですが、少しずつ銘柄を覚えていくことで株式投資をする際に自分の投資の幅がどんどん広くなっていきます。

当たり前の話ですが、1銘柄より10銘柄、100銘柄と知っている方がその中から良い企業を選べるチャンスは増えるのです。

ここでは日本の株式市場の代表的な銘柄や初心者の投資家が知っておくべき日本の代表銘柄や銘柄コードについて順番に説明していきます。

誰でも知ってる「あの企業」も銘柄だ

私たちの身近にある多くの企業も株式市場の銘柄となっています。

街中でもよく目にする企業の名前は株式市場では銘柄と呼ばれるのです。例えば自動車の企業で言えばトヨタ自動車や日産自動車、銀行なら三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行など、一度は聞いたことのある企業はだいたい株式銘柄と成っています。

ただ良く目にするサービスや商品でも、必ずしも銘柄の名前となっていない場合もあります。例えば、東京ディズニーリゾートを運営している企業は「オリエンタルランド」ですし、大人気の「ユニクロ」を提供する企業はファーストリテイリングです。このように有名なサービスや商品と企業の銘柄名が異なることもしばしばあります。

それを踏まえて、株式市場へと参入したばかりの初心者が覚えておくべき最初の銘柄名を幾つかご紹介していきます。

株初心者が最初に覚えておきたい代表的な銘柄一覧

株初心者の場合、日本の株式市場を構成する代表的な数値である「日経平均株価225」は基本として覚えておくと良いでしょう。

「日経平均株価225」は基本的には有名かつ社会的にも影響力のある225の企業(銘柄)で構成される数値のことです。

テレビなどでアナウンサーが「本日は株式市場が大幅に上昇しました」とか「○○年ぶり、高値を更新!」と報道する場合にはその多くが日経平均株価の話題です。

以下、日経平均株価に含まれる企業30社です。聞いたことある企業も多いかもしれません。ここで全て覚える必要はないですが、まずはこんなものなのかという認識を持つと良いでしょう。

【建設業】

大成建設 <1801>

大林組 <1802>

【食品】

アサヒ <2502>

味の素 <2802>

JT <2914>

【化学】

花王 <4452>

資生堂 <4911>

信越化学工業 <4063>

【医薬品】

武田 <4502>

アステラス <4503>

【鉄鋼業】

新日鉄住金 <5401>

JFE <5411>

【機械】

アマダホールディングス <6113>

コマツ <6301>

【電気機器】

京セラ <6971>

ソニー <6758>

東京エレクトロン <8035>

【自動車】

トヨタ自動車 <7203>

日産自動車 <7201>

SUBARU <7270>

【商社】

三菱商事 <8058>

三井物産 <8031>

【不動産】

三井不動産 <8801>

三菱地所 <8802>

【陸運】

JR東海 <9022>

JR東日本 <9020>

【通信】

ソフトバンク <9984>

NTT <9432>

【サービス】

楽天 <4755>

電通 <4324>

いかがでしょうか。

ここには30程度の銘柄しかありませんが、それでも多く感じたかもしれないですね。【】で囲んだ部分がその企業が属する業種です。その下に羅列してある名称が企業名であり株式の銘柄です。銘柄の横に<>で囲んだ4つの数字がありますが、こちらは銘柄コードと呼ばれるものです(後ほど解説)

どこも有名で大きな企業ですね。やはりこれだけの規模の企業だと経済ニュースにその名前が挙がることも多くなります。

規模の大きな企業の場合にはニュースの内容次第では株式市場全体に影響を与えることもあるので、株式投資を始めたばかりでもなるべく日経平均株価225に含まれる企業は覚える癖をつけておくと良いでしょう。

銘柄コードってなに?あえて数字にする理由

さて、先ほど銘柄を紹介しましたが、その脇についている4つのコードが気になったかと思います。あれは何かというと銘柄を認識しやすくするため、そしてコードをつけることで事務処理上の便宜を図るために作成されています。

例えば銘柄について調べたい時に検索欄にいちいち「東京エレクトロン」と打ち込むよりも「8035」と打ち込む方が時間短縮になります。

最初は覚えるのが大変ですが、慣れてくると使い勝手が良いものです。

また上記の銘柄の一覧を見て気づいた方もいたかと思いますが、業種ごとに先頭の文字に規則が見られます。これは必ずしもそうだとは言えませんが、食品は頭が2で始まるとか自動車は頭が7で始まるなどあらかじめ規則をつけておくことで始めて見た銘柄でもだいたい「あの業種かな」と想像がつきます。

あえて銘柄コードにするには面倒な処理をできるだけ省略するという意図があるのです。

銘柄をたくさん覚えるほど株式投資が楽になる

筆者も経験済みですが、銘柄や銘柄コードを覚えるのは大変です。

しかし、大変なのは最初だけで、慣れてくると自然と銘柄名とコードが頭に入ってくるようになります。たくさん覚えると投資先の幅も広がり、銘柄選びが楽しくなります。

まずは日本の株式市場を代表する225銘柄、そして自分が気になる企業の銘柄など少しずつ吸収していくことをお勧めします。

ライタープロフィール

谷山歩 (たにやまあゆみ)
谷山歩 (たにやまあゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券ディーラーを経て独立。Yahoo!ファイナンス『投資の達人』2015年のベストパフォーマー賞を受賞。マネーの専門家かつ個人投資家として活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。日経BP社「日本の億万投資家名鑑」などメディア掲載多数。