多くの投資家に使用されている株式検索ツールとして株式ランキングという機能があります。

様々な投資情報サイトが株式ランキング機能を提供していますが、この機能を利用すると条件に当てはまるような企業の株式を見つけやすくなります。

ここでは株式ランキングの最も代表的なツールであるヤフーファイナンスの株式ランキングを使って、具体的に株式ランキングについて解説していきます。

引用:ヤフーファイナンス株式ランキング

株式ランキングでわかること

上の画像はある日の東証一部の値上がり率上位の株式。

株式ランキングではある条件の元でナンバーワンの企業がわかります。日中、タイムリーな条件で企業を絞ることもできます。

例えば投資家から今日一番取引された企業を探したい場合には出来高ランキングで探す、ここ最近の値動きに比べて株価が下がりすぎている企業を探したいなら移動平均乖離率ランキングで探す、というようにです。

筆者自身、ランキングはほぼ毎日利用していますが、おすすめのランキングはヤフーファイナンスの株式ランキングです。

おすすめ理由は絞るランキングの条件が多いこと、市場別に企業をあらかじめ絞ることができる(後述)ことがその理由です。

ランキングを使うことで面倒な銘柄探しの手間が大きく省けるので是非活用していきましょう。それでは今からおすすめの株式ランキング項目をご紹介していきます。

参照:ヤフーファイナンス株式ランキング

値上がり率・値下がり率ランキング

前日に比べて株価が上昇した割合が最も高い株式・最も低い株式を表示するランキング機能です。当然のことながら株式ごとに株価が異なりますので割合でみる必要があります。

通常株式の価格は1日に動ける上限・下限が存在していますので、ランキング上位にはその日上限まで買われた株が、ランキングの下位はその日下限まで売られた株が名を連ねることが多いです。

つまり値上がり・値下がりランキングを利用することで、その日に投資家から最も熱い視線を向けられた株式がわかるのです。(残念ながら失望されてしまった株式もわかりますが…)

投資家目線でいえば旬となっている企業が値上がりランキングに出てくることが多いので、投資家から最も利用されるランキングといえるかもしれません。

●このランキングでわかること!
投資家から注目されている株かどうかがわかる

出来高急増ランキング

値上がり値下がりに関係なく投資家から頻繁に売り買いされている株式は、出来高の数字が大きくなります。出来高とは、株が売り買いされると出来上がる数字のこと。

例えばある企業の株式が100株売買が成立したなら、その株式の出来高は100株ということになります。東証一部の大型の企業の場合にはこの出来高が非常に多くなります。

一方で普段は目立たないような出来高の企業も日本にはたくさんあります。そんなに目立たない企業が急に投資家に注目されるようになると出来高が増える、つまり出来高急増という事態が生じます。

出来高急増ランキングではそのような企業をランキングで表示する機能があります。ここでは詳細を省きますが、出来高の急激な増加はその後の株価上昇のサインとなることも多いです。

このランキングはどちらかといえば旬になる前の株を探すランキングといえます。

●このランキングでわかること!
これから注目されていくかどうかがわかる

25日・75日移動平均乖離率ランキング

移動平均(または移動平均線)とは、一定の期間の株価の平均値をつなぎ合わせた線のことをいいます。

今現在の株価が過去の株価の平均値に比べて、どの位置にあるのかを数値的に知るためにもってこいといえます。

例えば短期の期間で使われる25日移動平均線は25日間の株価(終値)の平均値に比べて今の株価がどこにあるのか知るために使われるのです。

そしてランキングでは25日間の平均線と75日間の平均線が利用される場合があります。

特に25日移動平均線からどれくらい離れているのかを知るための25日移動平均乖離率は多くの投資家が利用するテクニカル指標です。

株を買うタイミングとして大きく値下がりした株式を選びたい時に活用されることがおおいランキング機能です。

●このランキングでわかること!
一時的に値が大きく動いているかどうかがわかる

市場別に絞るのも重要ポイント

ここでランキングを利用する際にあらかじめ市場別に企業を絞ることの重要性についてお伝えします。

日本の株式市場には画像のように市場別になっています。その中でも重要でよく取引される市場が下記4つです。

引用:ヤフーファイナンス株式ランキング

  • 東証一部・・・成熟した大手企業が多い市場
  • 東証二部・・・古参で規模の小さめな企業が多い市場
  • JASDAQ(全体)・・・様々な企業が取引される市場
  • マザーズ・・・成長性の高い業種の企業が多い市場

例えば、高いリターンを狙い潜在的に成長性のある企業を探したい場合には、あらかじめマザーズを指定すれば良いです。

他にも地方証券取引所の札幌市場、名古屋市場、福岡市場の区別がありますが、取引されている企業数が少ないため、ここでは説明を省かせていただきます。

慣れてくると使い勝手が良い株式ランキング。ぜひご活用ください。

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ライタープロフィール

谷山歩 (たにやまあゆみ)
谷山歩 (たにやまあゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券ディーラーを経て独立。Yahoo!ファイナンス『投資の達人』2015年のベストパフォーマー賞を受賞。マネーの専門家かつ個人投資家として活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。日経BP社「日本の億万投資家名鑑」などメディア掲載多数。