リノベーションで付加価値を与える
高齢化社会によって、新たな問題が深刻化しています。それは何か?住む人がいなくなってしまった家、空き家が地方などで問題となってきています。
不動産屋を通じて売りに出してみたものの、買い手が見つからずに、ますます痛みがひどくなっていく。最近、こういった空き家が増えているのです。
売れないわけですから、値段を下げる。それでも購入者が現れない。そして、また値段を下げる。このような負のスパイラルになっても、一向に買い手が見つからずに、どうすることもできない。空き家問題は地方自治体の頭を悩ませています。
実際、地方の不動産会社のサイトを見てみると、驚くような値段で一軒家などが売りに出されています。
投資というものは本来安く買い、高く売ることによって収益を生みます。となれば、このような空き家は投資対象としてはうってつけなのではないでしょうか?
しかし、購入してもそのままでは、今まで通り買い手は見つからないでしょう。ババ抜きでいえば、ジョーカーを引いたにすぎないかもしれません。
そこで、少しの手を加えることによって付加価値をつけるのです。その付加価値こそがリノベーションなのです。
リノベーションとリフォームの違いとは?
リノベーションと似た言葉でリフォームというものがあります。では、リノベーションとリフォームとはどのような違いがあるのでしょうか?
実は、この2つに明確な定義は存在しません。あえて、いうなればリフォームというのは回帰という意味が込められていて、元の姿に戻すといった意味があります。
一方のリノベーションという言葉には、価値を生み出すための改修という意味があります。つまり、現状のまま新たな価値をつけるために作り変えるということです。
先程の空き家で例えると、空き家を元も近い形に戻すことをリフォーム。この時、部屋割りなどは元の状態のままということになります。
リノベーションの場合には、作り変えるということなので、壁をなくして1つの部屋に統合するといったように部屋割りの変更も行います。
そして、今回紹介したいのがこのリノベーションによって、古い不動産に価値を与えるといった方法です。
家は安くてもリノベーション代が高い?
投資で利益を得るためには、買った値段よりも高く売る必要があります。
今回、投資対象としている地方の空き家の中には、驚くほど安い物件があるので、安く買うという部分においては、最初の壁をクリアしているといえるでしょう。
しかし、問題はリノベーションにいくらかかるのか?という点です。当然、いくら安いといっても、買ってくれる人や借りてくれる人がいなければ、その投資は失敗ということになります。
そうならないために、リノベーションをして新しい価値をつけるのですが、そのためにはリノベーションにかかる費用が発生します。
問題は、その費用です。せっかく安い物件を買ったとしても、リノベーション代が高ければ意味がありません。では、どうすればいいのでしょうか?
自分でリノベーションをしよう!
それが、自分でリノベーションをするという方法です。自分でリノベーションなんてできるわけがない。そう感じる人もいるでしょう。
確かに、全てを自分でしようと思えば無理があります。そこで大切になってくるのが、自分ですることと、業者に頼むことを分けるということ。
全てを丸投げするのではなく、頼みたいところだけ頼む。これによって、リノベーション代というのは大きく下げることができるのです。
最近ではDIYがブームになっているので、必要な道具や寺領も簡単に購入することができます。また、ネットで検索すれば様々な情報を手に入れることもできます。
これらを活用して、リノベーション代を抑えて、収益を生む物件に作り替えればいいのです。
そのためには、様々な知識も必要になってきます。しかし、リスクを最小限にできるのであれば、学ぶ価値はあると思いませんか?
まとめ
不動産投資には、古くて価値が低くなった空き家をリノベーションをして、売ったり賃貸したりして収益を得る方法もあります。
深刻な社会問題となっている空き家問題ですが、投資チャンスというのは、このようなところにあったりします。
リスクを最小限に抑えて不動産投資をしたいと感じているのであれば、じっくりとリノベーションについて学んでみるのも一つの選択肢です。