疲れているはずなのに眠れない、そんな悩みをもっている方も多いですよね?今回は管理栄養士が実践する「質のよい睡眠」をとるための食事についてご紹介します。(ABC HEALTH LABO監修)

質のよい睡眠とは?

質のよい睡眠とは、目覚めがスッキリとしていて、「ぐっすりと寝た」という満足感を得られる眠りのことです。

睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。質のよい睡眠を得るためには、寝始めてから約3時間の間にノンレム睡眠に達することが大切。

ノンレム睡眠に達すると成長ホルモンの分泌が促進され、脳もカラダも休ませることができます。

消化のよいものを食べよう

質のよい睡眠をとるためには、胃や腸に負担をかけない食事をとることが大切です。

胃や腸に負担がかかると、食べ物を消化するために血流が胃腸に集中してしまい、眠りづらくなります。

胃腸に負担のかからない食事をするためには、ラーメンやからあげなどの脂っこい料理を避け、眠る3時間前までには夕食を済ませましょう。

では、理想の夕食はどんなメニューでしょうか?

ぐっすり眠るためのポイントは夕食にあり!

私たちのカラダは、食事などで体温が急に上がると脳から熱を放出するように指令が出ます。

ぐっすり眠るためには、体温を一時的に上げることがポイントとなります。

そのため、夕食では、体温を上げるための温かい食事をとることがおすすめです。

温かいスープや鍋料理をはじめ、唐辛子やしょうがなどのカラダを温める作用をもつ食材をとりいれましょう。

魚介類も取り入れよう!

ぐっすりと眠るための深い眠りを得るためには、アミノ酸の1つである「グリシン」を豊富に含むホタテや海老、カニ等の魚介類を摂取することがおすすめです。

グリシンを摂ることでカラダの体温を低下させ、深い睡眠の割合を増やすことができると言われています。

スープの材料などに魚介類を取り入れて、質のよい睡眠を目指しましょう。

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株式会社ABC Cooking Studioの中でHEALTHケアビジネスを推進するチーム。 レシピ提案や健康に関するセミナー・講座、料理レッスン、目的に合わせた食事カウンセリングなどを行っている。