投資はダーティ?
株式はギャンブルと考えている方が多い印象です。バブルを経験している日本では特にそうかもしれません。
バブルのピークである1989年には、日経平均株価が38,915円をつけました。
バブルに沸く時代でしたから、会社負担で飲み会をすることや、飲み会後は電車を使わず、余裕を持ってタクシーで帰宅することが当たり前でした。
バブルが弾けて以降、現在の日本では経済的な余裕は無く、お昼はワンコインランチで過ごすというサラリーマンの話などが報じられています。
そのような世の中では投資をするのは馬鹿げている、株式のようなギャンブルをするのは良く無いと考える方も多いかもしれません。
しかし、実は投資はそのこと自体に意義があり、更に言うならば投資をしなければ経済的には豊かになれないと言えるのです。
投資の本質についてお話を進めていきましょう。
投資とはギャンブルではありません。投資とはこれから育つ産業や人に対して力を貸すことだと思って頂ければと思います。
投資とはそもそも何か
本当の意味で株式投資をギャンブルだと思っているならば、それは間違いです。株式投資とは何かというと、会社=事業を買うことです。
意外にも一か八かとされるギャンブル性は宝くじの方が当てはまるとされています。
実は宝くじの基礎控除額は約半分で、購入した時点で半分のお金を失っていることと同じになりますから、これはギャンブルと言えるでしょう。
株式投資は、その点、宝くじなどのギャンブルとは異なります。
資本主義経済は、悪い言い方をすれば人間の欲は基本的に成長していくという前提で動いていますので、事業に投じるということはリターンを得られる可能性が高いということになります。
このようなことから、セオリーで良いとされている手法は、マーケットそのものに投資するインデックス投資という方法を株式市場が冷え込んでいる際に取ることです。
経済成長を前提としている世の中では、マーケットそのものを購入してしまえば価値が上がる確率は高いです。
金融とはお金を融通すること
このように話を勧めてきましたが、金融という言葉はそもそもお金を融通するという言葉であり、お金が無い人にお金を提供することに当たります。
例えば、価値ある事業を興したがどうしても後一歩の資金力が足りない場合などは、VCファンド(ベンチャーキャピタルファンド)などから融資を受ける会社もあります。
このVCファンドから力を借りることによって一定の信用力や資金力がその会社にはつくわけです。
会社のみならず、個人においてもお金を融通される機会は勿論あります。
お店を開きたいけれども、頭金程度の額は貯められたがそれ以上のお金が無い場合や、住宅ローンを組んで不動産を購入する場合などです。
このようにお金というものをやり取りして経済活動を促し、循環していくのが今の世の中です。
投資とは怖いと決めつけずに、これから社会に価値あるものを生み出そうとしている会社や人に力を貸し借りするものだと思って頂ければわかりやすいと思います。
もっと気軽にお金を投じ合える世の中がくると良いですね。
まとめ
現代は若者ほど投資活動が活発ではありません。
勿論、年配の方がそれまでの勤務年数などが長く蓄積されている資産が多いのは当然ですが、どうも投資教育やマネー教育が盛んにされて来なかったことが影響されているようです。
アメリカなどでは小さな頃から投資教育を促され、小さな商売を始めるような子どもも多いと聞きます。
これからは人生100年時代と言われています。多くの人が長生きする時代です。
そのような世の中では、お金を時にはリスクに晒して新しい挑戦する会社や人に投じてみるのも面白いかもしれません。
金融とは何か?投資とは何か?簡単に説明してきました。
お金を融通し合うことで経済が活発化する世の中になると良いですね。
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