【管理栄養士が教える!】男性に多いと言われる「痛風」。風が吹いただけでも痛いと言われるほど痛みがある痛風は、生活習慣と関係があることを知っていますか? そこで今回は、食事でできる改善方法をご紹介します。(ABC HEALTH LABO監修)

痛風ってどんな病気?

痛風になると足の親指の付根が赤く腫れ激痛が走ります。前兆としては血液の尿酸値が高いことが多いです。

痛風の原因にはプリン体が多く含まれる牛、豚、鶏などの肉類、魚や貝類などの魚介類を食べ過ぎることや、ビールなどのアルコールを過剰飲酒することなどがあります。

尿酸が過剰になると排泄が滞り、尿酸塩という結晶となって関節に蓄積し、激しい痛みを引き起こします。

痛風になりやすい人の特徴は?

痛風は特に男性になりやすいです。女性の場合、女性ホルモンが腎臓から尿酸の排泄を促す働きがあるため、かかりにくいと言われています。

また、そのなかでもお酒などのアルコールを多く飲む、肉や魚類を多く食べている、肥満体型である、仕事によるストレスを多く抱えているという方は、尿酸値が高くなる傾向にあるので、これらに当てはまる方は注意が必要です。

痛風対策のための生活習慣とは?

適度な運動をしてまずは肥満を解消しましょう。予防するために運動をするのもよいでしょう。

肥満は体内での尿酸の生産量を増やしたり、カラダの外へ排泄する量を減らしてしまうので早めに対策することが大切です。

ここで注意したいのは、短距離走や筋力トレーニングなどの激しい運動は、尿酸値を上昇させてしまうため、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を選びましょう。

プリン体の少ない食事をしよう!

尿酸値を抑えるためにプリン体が少ない食材を選ぶことも意識するとよいでしょう。

プリン体の多い食材にはレバー、白子などの動物の内臓や海老、鰯、かつお、お酒などがあります。

プリン体の少ない食材は、しめじ、えのきなどのキノコ類、キャベツ、トマトなどの野菜、わかめやきくらげ等の海藻類があり、これらの食材はプリン体を下げる働きがあるので積極的にとっていきたい食材です。

 

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株式会社ABC Cooking Studioの中でHEALTHケアビジネスを推進するチーム。 レシピ提案や健康に関するセミナー・講座、料理レッスン、目的に合わせた食事カウンセリングなどを行っている。