飯塚良治 (いいづかりょうじ)

株式会社アセットリード取締役会長。 オリックス信託銀行(現オリックス銀行)元常務。投資用不動産ローンのパイオニア。現在、数社のコンサルタント顧問と社員のビジネス教育・教養セミナー講師として活躍中。
デジタル化

コロナ禍でわかった日本のデジタル化の遅れもそんなに悪い事象ではない。

コロナが呼び起した現象で、特に我が国の社会経済構造の中でのデジタル化の遅れが、強烈な批判を浴びている。
確かに行政の支援金の対応、コロナ関連のデータ集計のおそまつさ、テレワークやリモートワークの有効性、キャッシュレス決済の未発達と、あらゆる分野でのデジタル化のスピードは世界と比べ、もう一周どころの遅れではないことが露呈された。

ウィズコロナ

ポストコロナは、やはりウィズコロナでしかない?

世界は今、21世紀に入ってから、初めての強い心労と不安を抱えている。最大のストレス要因は、もちろん新型コロナウイルスの感染拡大がとまらないことである。この状況が長引くことによる、経済的なダメージや生活の急変、とにかく先が見通せないという視界不良が人々の心に重くのしかかる。

コロナ感染防止

コロナ共存時代の最高の経済対策は感染防止対策につきる

新型コロナウイルスの感染拡大が日本では一服感が広がり、社会のムードもやや明るさを取り戻そうとした矢先に、東京ではまた感染者が増加し始めた。欧米でも経済回復で、規制を大幅解除して、自由な行動を起こし始めた所から、また、感染拡大のニュースが聞こえてきて、新興国は実態すら定かではなく、WHOは今まだ世界は感染拡大の真っ最中であるという緊急警告を発表した。

ペストイメージ

コロナショックで身に染みた、平穏な日々の幸せ

コロナ、パンデミックで改めて世界で読まれたベストセラーは、80年近く前に出版された、アルベール・カミュの「ペスト」である。中世に大流行して、世界の人類の2割が死亡したといわれるペスト別名「黒死病」はヨーロッパで猛威を振るい、イングランドやイタリアでは人口の8割が亡くなり、死滅した町や村があるほどであった。当時の貧弱な医療から致死率は5割で19世紀末に日本の細菌学の父、北里柴三郎がペスト菌を発見し、その対策が出てくるまで、何度もヨーロッパで流行を繰り返した。

ABC予想

コロナウイルスの報道ラッシュに隠れた偉業

世の中まさしく24時間、新型コロナウイルスの報道に明け暮れ、この問題にしか世界の関心は集中せず、ほかの問題は全て、吹っ飛んだ状況であるが、その中で、極めて、短時間で紹介された日本の数学者の歴史的な偉業があることに、今回は触れておきたい。

パンデミック

コロナウイルスで「予測できない未来」を学ぶ

前回の2月13日のコラムで、コロナウイルスの脅威として、初期の中国での発生を2か月あまり習近平政権は情報を押さえていたこと。これは強い政権は、官僚がトップの意向に過剰に忖度する危険性を、独裁国家だけではなく、日本やアメリカ等も、蚊帳の外ではないことを指摘した。もう一つはこの未知の病原体がもたらす国境の封鎖が、どれだけ世界経済の収縮をもたらすかという、二つの脅威についてお話した。

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスがもたらす本当の脅威とは

新年早々、米国とイランの間で緊張が高まり、いったん収束したかに見え、深刻化していた米中貿易戦争も、第1段階の貿易協議の合意が成立して、やや休戦状態かなと思っていた矢先に、新型コロナウイルスの感染の急拡大が、今や世界の最大リスクとして登場してきた。

アフガニスタン

歴史にその名が刻まれる人間

この2週間ほどの間にこの国では3人の人間の報道であふれていた。
世界のニュースが国家や宗教、人種の様々な紛争や対立であふれている時に、個人がこれほど連続してメディアを賑わす時はあまりない。
その一人が元の総理大臣である中曽根康弘氏の101歳の死であり、もう一人が吉野彰氏のノーベル化学賞のストックホルムでの授賞式であり、そしてアフガニスタンで志半ばで銃弾に倒れた、中村哲医師である。

ラクビー日本代表の活躍から見えてきたこの国の未来

ラクビ―ワールドカップ日本大会の盛り上がりは目を見張るものがあった、にわかラクビーファンが街にあふれ、史上初の8強進出にテレビの視聴率もうなぎ上りであったと聞く。このチームが日本人オンリーではなく、むしろメンバ―31人中16人が様々な国の出身というまさしく混血チームであったということが、強い印象として、国民の目には映ったと思われる。ラクビ―が、外国人をナショナルチームに入れやすい、かなり開かれたスポーツであることを認識させられた。