プロに頼むという選択肢
初心者におすすめできる投資。ずばり、それが投資信託です。投資初心者の方は聞きなれない言葉かもしれません。そこで、まずは投資信託について説明させていただきたいと思います。
投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を元に、投資した投資家に代わってプロが運用してくれるという金融商品のことです。
投資において、何にどれぐらいの資金を投資するのか?という部分はとても大切になってきます。なぜなら、これらの選択によってリスクを分散させることができるからです。
当然、簡単ではありませんし、多くの専門的知識が求められます。
例えば、株式投資を例にして考えてみます。株式投資の場合、どの企業の株を買うのかは自分で決めなければいけません。
上場している企業の数はとても多く、どの企業の株を買うのかという選択は簡単ではありません。先を見通す力も必要になりますし、決算書などを読み解きながら企業分析も必要になってきます。
これら全てを初心者が行うのは難しいといえるでしょう。
投資信託に投資することによって、このような選択をプロに任せることができるのです。投資を始めて間もない頃というのは、分からないことだらけのはずです。
だからこそ、投資対象としてプロの知識や経験を手に入れられる投資信託がおすすめなのです。
少ない資金でもリスク分散が可能
投資信託にはいくつかの大きな強みが存在します。そのうちの一つが、リスク分散ができるという点です。リスクを分散させる方法として、多くのものに投資するという方法があります。
例えば、世界的な有名な企業Aがあったとします。この企業は多くの車を海外へ輸出しています。世界的にも有名な企業だから安心できると思って投資したとしましょう。
しかし、投資した1週間後に株価は大きく下がっていきました。理由は円高です。海外への輸出台数は昨年と変わらないはずなのに、大きく株価が下がってしまったのです。
円高となったことによって、海外での売上は変わっていないのに、日本円に変えた時にその価値が減ってしまったのが原因となります。
もし、Aという企業の株しか持っていなければ、この値下がりによるダメージだけを受けるだけになってしまいます。
仮に、Bという輸入した商品を販売する企業の株を買っていればどうなるでしょう。Bは、輸入した商品を国内で販売しています。
円高になれば、円の価値が高くなるということ。つまり、円高になった結果仕入にかかる費用が少なるということなのです。
結果、利益の増大が予想されるので、株価は上昇する可能性が高くなります。
AとBという企業の株を持っていることによって、為替変動によって起こる株価変動のリスクを抑えることに成功できたといえます。
個人で、このようなリスク分散していこうと思えば、多くの株を保有しておく必要があります。つまり、それだけ多くの資金が必要ということ。
しかし、これが投資信託の場合、少ない資金でリスク分散が可能となります。投資信託は集めた資金を元に運用するので、一人一人の投資家からの資金は少なくても多くの資金が集まることになります。
そのため、多くの企業の株を保有することもできるので、ある程度のリスクコントロールが可能となるのです。
選べる種類が豊富
投資信託には多くの種類が存在します。例えば、日経平均連動型というものもありますし、低リスクに特化したものも存在します。
逆に、大きなリターンを狙えるハイリスクハイリターンの投資信託も存在します。
自分がどの程度のリターンを望み、どの程度のリスクを許容できるのか?によって選択することができるのです。
この選択肢の広さも、投資信託の魅力となっています。そして、どの投資信託に投資したとしても、運用してくれるのは実績を積み上げてきたプロなので安心することができます。
まとめ
プロの知識と、積み上げてきた実績とノウハウを活かせる投資。それが、投資信託。
投資信託の特徴は、少ない資金からでもリスクをある程度分散できる点と、プロの知識や経験を活かせるという点です。
何に投資すればいいのか悩んでいる初心者にとっては、とても始めやすい投資といえるでしょう。何に投資すればいいのか分からずに、足踏みしている人は、投資信託という選択肢があります。