企業のホームページから企業のありのままの姿を調査する
（企業ホームページの一例 ユニクロ事業を運営するファーストリテイリングHPより転載）
これはインターネット環境があれば簡単にできる企業調査です。ホームページでは企業内部の人間が情報を発信しているのですから、世の中に出てくるのがもっともはやい正確な情報源とも言えるでしょう。
通常、ホームページには様々なことが記載されていますが、下記事項は最低でも調べておきたいところです。
• 企業の理念、ミッション
• ニュースリリース
• 事業セクター動向
• IR情報
上記の箇所に目を通しておくとおおよその企業イメージがつかめます。
企業の理念やミッションとはその企業が社会の中でどのように役立っていくのかなどを記載しているページです。
この理念に賛同できるかどうかも企業へ長期投資していくためのきっかけにできると思われます。
ニュースリリースは、最近の企業のニュースを一覧にして発表しています。新事業の開始、新製品の発表、他社との事業提携など業績に影響を与えそうなニュースが記載されていることが多いです。
事業・セクター動向は企業内における事業別の動向を記載したページです。
一つの企業で様々な事業を行っている場合には、どの事業が好調か不調かなどを実際に数値を利用して解説している場合が多いです。
IR情報は決算情報をはじめとした株価形成の核となる情報が掲載されています。
売上高や利益がどのようにして残ったか、事業の改善点やこれからの見通しなど多くの情報が手に入りますので、IR情報は確実に見る癖をつけましょう。
注意！企業自体のホームページを確認すること
企業のホームページを見る際には、企業の商品を紹介しているサイトでなく、企業を紹介しているサイトを見ること。
例えばユニクロを運営する企業のサイトは、ユニクロのオンラインストアではなく、ファーストリテイリングのホームページ。
他の企業についてもこれは当てはまります。（企業理念やIR項目などがあるかないかで判断しても良し）
IRに電話して企業内の人と直に話をしてみる
玄人向きの少し高度なテクニックになりますが、企業のIRに電話してみるというのも一つの手です。
IR担当者との会話から得られた情報をもとに株を購入するような株式投資のひとつの手法であり、一部の投資家さんの間で流行っている企業情報の収集方法でもあります。
もちろん、株価へ影響を与えるような情報（株価はこれからあがりますか？など）をもらうことはできませんが、業界全体の動向、その企業の事業の方向性、担当者の会話から感じ取れる企業の雰囲気などは生の情報として活用できます。
手間を惜しまなければ有効な情報収集となりますので、気になる企業があれば企業のIRに電話をしてみてもよいでしょう。
株掲示板における情報には要注意
インターネット上では様々な情報が溢れかえっています。
ヤフーファイナンスや四季報オンラインという信用度の比較的高いメディアから、一体誰が書き込んだかわからないような株の掲示板まで様々です。
最近ではツイッターなども企業調査のための有力な情報源となっています。その中でも特に注意してほしいのは株の掲示板情報です。
掲示板は匿名で誰でも書き込めるのでいわゆるポジショントークが頻繁に行われることがあります。
デマとまでは言えませんが、株を買わせたいとか、株を売られたい人たちがその企業の良い点悪い点を怒涛のごとく書き込む状態が散見されます。
企業を調べるには信頼出来る発信元から情報を調べて自分の頭を使って考える癖をつけることが株投資で成功するための第一歩となります。参考にしていただければ幸いです。
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