不動産投資で最も大切な部分だといっても大袈裟ではない物件選び。成功するのか失敗するのかという部分に大きく関わってくる問題です。 そんな大切な物件選びには、総合的な判断が求められます。価格が安いから。利回りが良かったから。不動産屋に強く薦められたから。このような理由だけで購入を決めるのは危険です。なぜなら、意外な落とし穴が存在する場合もあるからです。 そこで、今回は物件選びの際に知っておきたい、避けた方がいいかもしれない物件の特徴について紹介していきたいと思います。

避けた方がいい物件とは?

不動産投資において物件選びは最重要課題といっても決して大袈裟ではありません。

しかし、この条件を満たした物件だったら確実に間違いない。そのような物件は、誰にも分かりません。あくまで、可能性の問題だからです。

確かに、いくつかの条件を満たした物件であれば、成功する可能性は高くなるかもしれませんが、投資において絶対という言葉は存在しないのです。だからこそ、難しい問題だということがいえます。

実際、誰も見向きもしなかった物件が、実は掘り出し物だったという話も珍しくありません。しかし、過去の事例を知ることによって、できることならば避けた方がいい物件について知ることはできます。

では、避けた方がいいかもしれない物件とはどのような物件なのでしょうか?

築年数が古いRCの注意点とは?

注意が必要な物件の一つに築年数が古いRC物件があります。

RCとは、鉄筋コンクリート造の略。主要構造部分に鉄筋の入ったコンクリートを使用した構造となっています。

では、どのような点に注意が必要なのでしょうか?実は、古いRC構造の建物の中には配管がコンクリートの中に埋設されていることがあります。

そして、この場合、目に見えない大きな問題を抱えているといえるのです。

例えば、トイレが詰まったとします。この時に、配管が埋設されているとトイレの詰まりを解消するだけなのに、コンクリートを掘って配管を見える部分に出さなければいけないケースが存在します。

そうなれば、工事費も数十万円単位で必要になってくるでしょう。トイレの詰まりを解消するだけなのに、こんな工事をしていたのでは割に合いません。

築年数が古いRC物件の場合に、このようなケースも珍しくないのです。

この問題を回避するためにも、物件を見る際には作りや配管の扱いを確認する必要があります。

生活に不便がある物件は意外と多い?

物件選びにおいて、大切なことなのにも関わらず、忘れられがちなことがあります。それが、住む人にとっての住みやすさ。

不動産投資で成功するためには、入居者が途切れないようにしなければいけません。そして、そのためには利便性だけでなく住み心地という点も大切になってきます。

当たり前のことだと感じる人もいるかもしれませんが、実際には価格や利回り、駅からの距離といった条件面ばかりに気を取られてしまい、実際に住む人の生活をイメージできない人が多く存在します。

実は、ユニットバスではなく、お風呂とトイレが別なのに、脱衣所が存在しない物件というものも存在するのです。

しかし、このような物件は不便ですよね?このような家に住みたいと思いますか?

住む人がどのように生活するのかをイメージしながら物件を見れば、このような事態を防ぐことができます。

住む人の生活をイメージすることができれば、収納は足りているのか?生活をしていく上で不便はないのか?という点も観察することができるようになります。

何度も繰り返しますが、不動産投資で成功するためには、入居者が途切れないようにしなければいけません。だからこそ、住む人の生活をイメージすることが重要になってくるのです。

投資物件を探すという視点だけでなく、実際に自分が入居者の立場になって見てみるという視点も大切になってきます。

二つの視点で見ることによって、物件の価値を正しく判断することができるようになるでしょう。

まとめ

不動産投資において、物件選びが正解だったかどうかは、未来にならないと分かりません。しかし、過去にあった失敗から学ぶことはできます。

ネットや書籍では、不動産投資における物件選びの失敗例が数多く紹介されているので、これらの事例を知っておくことによって、防げる失敗も存在します。

知ることによって、防げるということは、それだけリスクを抑えられるということ。不動産投資で失敗しないためには、過去の失敗例を知っておくことが大切になってくるのです。

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