成功している人の60%は「朝型人間」だと言われています。 その理由は、朝型の生活パターンだと睡眠で脳をリフレッシュした直後のため最も効率よく行動ができ、仕事のパフォーマンスが上がるからです。 しかし、どうしても朝早く起きるのが辛いという方はいますね。もしもこれまで「夜型人間」として生活してきた方であっても、「朝型人間」に切り替えるためのポイントをつかみ、徐々に行動を変えていけば、「朝型人間」になることができます。 まずは、朝型人間になるとどれだけのメリットがあるのかを知り、自分がどちらの生活パターンを送りたいかを考えましょう。 日中に活動のほとんどをする方は、朝型の生活をする方が適しています。そして、ほとんどの方は日中に仕事されていると思います。それならば、これまでは夜型人間だった方も、朝型人間の習慣に切り替えて、人生を変えていきませんか?

朝型人間になるメリット

1.心身が健康な状態になる

毎朝体内時計がリセットされ人間本来の体の働きに合わせた生活パターンであるため、効率良く行動できてパフォーマンスが高く、心身の健康が保たれやすいといわれています。

「早寝早起きは病気知らず」と昔から言われています。

2.頭がフレッシュな状態で物事を考えられるので、アイデアが浮かびやすくなる。

睡眠をとって脳がリフレッシュできた後に仕事を始めると、ポジティブに物事をとらえやすくなり、新たなアイデアも浮かびやすくて効率よく行動できるためのプランも立てやすい。

朝の最初の1時間が1日の方向を決める「舵」になります。

目覚めてすぐの最初の1時間が怠慢で無計画なら、終日ダラダラと集中力にかけた過ごし方をしてしまいがちです。しかし、最初の1時間を最大限活用しようと力を注いだ日は、勢いが最後まで持続するものです。

「朝飯前」という言葉があるように、朝一番で重要な仕事をこなすと、最もはかどります。

3.寝つきが良くなり、朝の目覚めも良い。

朝早く起きると、早く眠くなり、寝つきも良くなります。そして、早く寝るとそれだけ朝スッキリと目覚められます。

4.毎晩、睡眠のゴールデンタイムと言われている時間帯の午後11時から午前2時位までに質の高い睡眠をとれる

そのため、短時間で効率の良い睡眠がとれます。夜型の人は8時間以上眠らないとスッキリしないのに対して、朝型の人は6時間以上の睡眠でスッキリすると言われています。

5.朝型生活が好きな人は肥満度(BMIの数値)が低い

朝早くから活動することで活動量も多くなるため、肥満度が低くなります。

6.不眠症やうつ病になりにくい。

朝早く起きると、夜はしっかり眠れるようになります。早く起き、早く寝ることで、質の良い睡眠がとれるため、うつ病になりにくいと言われています。

以上のように実にたくさんのメリットがあルノです。

しかし、先ほどもお伝えしたように、長年にわたって「夜型人間」で過ごしてきた方が急に朝型になるのは、かなりきつく無理をすることになります。

「朝型」か「夜型」かは、遺伝によることが大きい

実は朝型人間か夜型人間かは、遺伝子によるところが大きいということが医学的に証明されているそうです。

朝型体質の方は、朝に活動することが苦にならないでしょうが、夜型体質の方は変えるためには覚悟と努力が必要です。

夜型人間の方がそれに逆らって生活パターンを急に「早寝早起き」に変えようとするのは、本当に至難の業です。

そのため、まずは少しずつ就寝時間を早めることから始め、朝の目覚めを良くするように工夫をしていきましょう。

そこで、夜型人間の方が朝型人間に切り替えていくための流れを次にお伝えしていきます。

夜型から朝型人間になるためのコツ

1.初めから無理をせずに「移行期間」を設ける

先ほども述べましたが、今まで夜型だった人は、いきなり朝早く起きることに慣れていないからきついです。

そのため、最初から「朝型人間になるぞ!」と張り切りすぎずに、3~4週間程度の間は、試運転をして調整しながら徐々に朝型人間に移行していきましょう!

2.「起床時刻」と「就寝時刻」を決め、修正しつつ進める

まずは就寝時刻から早くしていこうとする人が多いですが、これまで長年続けてきた夜遅い就寝の時刻をいきなり早い時間に変えようとしても、すんなりは眠れないと思います。

あまりに眠れないと、翌朝早く目覚めるのがきついですよね。

それでも、とりあえず早く起きて活動をし始め、どうしても眠りたくなったら昼間に5分~10分程度の軽い仮眠をとって調整しながら「早寝早起き」の習慣に切り変えていくようにします。

あくまで仮眠する時間は、10分程度にしておくことをおすすめします。

それ以上の長時間の仮眠をとってしまうと、頭がスッキリしてしまい、また夜早く眠ることができず、結局夜型生活パターンからなかなか抜け出せなくなるからです。

5~10分程度の仮眠程度であれば、本格的には眠っていないため、その夜は早く眠くなれることでしょう。

もし、どうしても夜が早い時間に眠れないなら、朝はどうにかして早く起きるようにすると、だんだんと夜は早めに眠くなるようになります。

こうして「早寝早起き」をするには、「早起き早寝」していくようにすることが生活習慣の切り替えをするために大切なポイントです。

これを毎日繰り返していくうち、徐々に朝型に切り替わっていけます。

かなり長い間で培われた生活習慣は、それほどすぐに変えられるものではありません。

就寝時刻を急に今までよりも「2時間早くする」など、大幅に早い時間しても眠れない日が続いてしまい、「早起き」を継続するのがものすごく難しく感じるでしょう。

そのため、初めのうちはこれまでより30分程度早く寝るようにしよう、それに慣れたら45分というように、比較的簡単に実現できそうな目標を立てるようにしましょう。

そして、それをクリアしたら、さらに1時間睡眠時刻を早めるというように、4週間で2時間早く寝られるように段階を踏みながら徐々に変えていきましょう。

ダイエットをするのと同じように徐々に変化させていくのがいいです。急に無理をするとリバウンドします。

繰り返しますが、「早起き目標」をクリアしやすいように少しずつ「早起き早寝」の習慣を進めていくことが朝型人間に切り替えていくためのポイントです。

最初は多少起きるのがきつくても、自分を朝型人間に改造して変えていくためだからと、どうにか調整しながら早起きを続けていってみてください。

3.朝起きてやりたいことをピックアップしておく

自分が朝起きて集中してやりたいこと、読書やウォーキング、瞑想、アファーメーション、美味しい朝ご飯を作ってゆっくり食べるなど何でもいいので、早起きしたくなるように目的・目標を考えてはっきりさせておくと続きやすいです。

4.体調がすぐれず、早起きがきつい時には無理せずに「お休み期間」を取る

体調がすぐれない時には、早起きすることが余計辛いと感じると思います。そういう時は、無理せずに「お休み期間」を取り、体調が回復してきたら、再開するようにしましょう。

5.「ルール」にとらわれすぎない(自分で調整できるように幅を持たせるようにする)

自分で決めたからといってあまりにもガチガチに「ルール」にこだわりすぎてしまうと、途中で挫折してしまいます。

そのため、ルールには幅を持たせるようにして、適度に調整しながら無理のないように早起きを続けていくようにしましょう。

完璧に進めるよりは無理なく長く続けていくことに重点を置きましょう。

6.太陽の光を浴び自然のリズムに身体を合わせていく

朝、太陽の光を浴びることによって体内時計がリセットされます。

朝の太陽の光をできるだけしっかり浴びることができるように時間に余裕をもって行動し、仕事する前に日光を浴びて身体を目覚めさせましょう。

朝にしっかり太陽の光を浴びることで身体も心もリフレッシュでき、「朝型人間」への改造を早めます。

7.プライベートな時間を大切に過ごす

どうしても残業で夜が遅くなってしまい、プライベートな時間がほとんど取れないという方もいらっしゃるでしょう。

それでもできる限り効率良く仕事を片付けるようにし、早めに帰宅するように工夫をしましょう。

帰宅時間が早くなると、プライベートな時間も多く確保でき、心身共にリラックスできるようになるため、早く眠れるようになります。

8.夕食の時間を早く設定する

寝る直前に夕食を食べると、胃腸に負担がかかるだけでなく、満腹状態のままで眠ることになるため、熟睡できません。

そうはいっても、あまり早く食べすぎると、眠る前にお腹がすいてしまい、眠れません。

そのため、寝る2時間くらい前までには夕食を食べ終わるようにしておくといいです。

また、どうしても夕食が遅くなってしまう時は食べすぎないように腹八分にしておきましょう。

早めに夕食を済ませることは、ダイエットにも効果的です。

8.寝る前の2時間はスマホやパソコン、テレビを見ないようにする

夜のうちにやっておく必要のある仕事をしたり、誰かにメールで連絡したりといろいろ夜にスマホやパソコンを使ってする必要がある仕事もありますが、しっかりと熟睡できるように寝る2時間までには終わらせられるようにしましょう。

携帯やパソコンから発せられるブルーライトによって脳が覚醒されると、眠りが浅くなってしまうからです。

9.寝る前にお風呂にゆっくり浸かるようにする

寝る1時間前までにお風呂に入ると、入浴で一度体温を上げた後にしばらくして体温が下がります。

体温が下がると、睡眠に入りやすい状態になります。

そのため、寝るタイミングでちょうど体温が下がってくるように1時間前までにはお風呂に入っておくようにすると熟睡できます。

10.土曜日は1時間程度時間を増やして睡眠をとる

始めてから4週間くらいまではとにかく朝早く起きるのが楽ではないと思います。

そのため平日に頑張った分だけ、ほんの少しだけでも自分にご褒美をあげるようにいつもより1~2時間位はゆっくり睡眠を取るようにしましょう。

すると朝活慣れない朝型の生活パターンへの切り替え時の心身の疲労が回復すると思います。しかし、朝起きる時間はあまり遅くならないようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

何年も夜型で生活してきた方には朝早く起きることがなかなか難しく夜もすぐには慣れないでしょう。

しかし、「早起き早寝」の習慣を徐々に身につけていくことで効率よく活動ができるようになり、仕事の成果がアップしていきます。

まずは、4週間試してみて変化を実感してみてください。きっとあなたの人生が変わっていくことでしょう。