会長の社会経済コラム

志村けん風

コロナで倒れた志村けんさんを追悼する。喜劇一筋のコメディアンとしては、最後の芸人。

昨年の3月29日コメディアンの志村けんさんが亡くなった時、国民の間に少なからず衝撃が走った。
入院してあっというまに亡くなったこと。その遺体に、家族の方も、一度も寄り添えず、遺骨となって渡されたこと。葬儀も一切不可能であったこと。これ等の出来事がメディアで大々的に報じられて、国民の間に、一番身近な人のコロナの死という形で、一気にコロナに対する警戒と脅威が広まったのを覚えている。

沖縄県平和祈念公園

歴史の宣教師-半藤一利さんから学ぶもの

昭和史に光を当てたノンフィクション作家で、ジャーナリストの半藤一利さんが1月12日亡くなった。90歳であった。
翌日の13日午前の加藤官房長官の記者会見で珍しく、半藤一利さんを悼んだ「大変、残念だ。昭和の歴史を検証し、一般の人々に分かり易い形で後世に伝えていくことに尽力し、自らも歴史に残る功績を残した。心からのご冥福をお祈りしたい」と述べ、弔意を示した。最近の政治家は、歴史を勉強しなさすぎるという巷の風評が多い中で、加藤勝信官房長官としては、半藤さんの書物は読んでいますと、教養もありますよと、日頃のコロナ追及の会見疲れから、多少の面目躍如といったところであった。

コロナ禍における映画「鬼滅の刃」空前のヒットに何を考えるか

コロナ禍における映画「鬼滅の刃」空前のヒットに何を考えるか

映画「劇場版【鬼滅の刃】無限列車編」が歴代興行収入第2位を記録する大ヒットになり、第1位の「千と千尋の神隠し」の興行収入308億円をやがて抜く勢いを続けている。もはやその原作アニメの単行本が23巻で完結して一億部の売上を記録しているそうで、「社会現象」という言葉がこれほどふさわしいアニメはない。

デジタル化

コロナ禍でわかった日本のデジタル化の遅れもそんなに悪い事象ではない。

コロナが呼び起した現象で、特に我が国の社会経済構造の中でのデジタル化の遅れが、強烈な批判を浴びている。
確かに行政の支援金の対応、コロナ関連のデータ集計のおそまつさ、テレワークやリモートワークの有効性、キャッシュレス決済の未発達と、あらゆる分野でのデジタル化のスピードは世界と比べ、もう一周どころの遅れではないことが露呈された。

ウィズコロナ

ポストコロナは、やはりウィズコロナでしかない?

世界は今、21世紀に入ってから、初めての強い心労と不安を抱えている。最大のストレス要因は、もちろん新型コロナウイルスの感染拡大がとまらないことである。この状況が長引くことによる、経済的なダメージや生活の急変、とにかく先が見通せないという視界不良が人々の心に重くのしかかる。

コロナ感染防止

コロナ共存時代の最高の経済対策は感染防止対策につきる

新型コロナウイルスの感染拡大が日本では一服感が広がり、社会のムードもやや明るさを取り戻そうとした矢先に、東京ではまた感染者が増加し始めた。欧米でも経済回復で、規制を大幅解除して、自由な行動を起こし始めた所から、また、感染拡大のニュースが聞こえてきて、新興国は実態すら定かではなく、WHOは今まだ世界は感染拡大の真っ最中であるという緊急警告を発表した。

ペストイメージ

コロナショックで身に染みた、平穏な日々の幸せ

コロナ、パンデミックで改めて世界で読まれたベストセラーは、80年近く前に出版された、アルベール・カミュの「ペスト」である。中世に大流行して、世界の人類の2割が死亡したといわれるペスト別名「黒死病」はヨーロッパで猛威を振るい、イングランドやイタリアでは人口の8割が亡くなり、死滅した町や村があるほどであった。当時の貧弱な医療から致死率は5割で19世紀末に日本の細菌学の父、北里柴三郎がペスト菌を発見し、その対策が出てくるまで、何度もヨーロッパで流行を繰り返した。

ABC予想

コロナウイルスの報道ラッシュに隠れた偉業

世の中まさしく24時間、新型コロナウイルスの報道に明け暮れ、この問題にしか世界の関心は集中せず、ほかの問題は全て、吹っ飛んだ状況であるが、その中で、極めて、短時間で紹介された日本の数学者の歴史的な偉業があることに、今回は触れておきたい。