会長の社会経済コラム

戦後最高の経営者稲盛和夫氏を悼んで

経営の神様が逝った。事業を大きく成功させた経営者は数多くいる。だが稲盛和夫ほど、仕事への姿勢・哲学で人を感動させる経営者はもう出てこないかもしれない。
我が国の経営者の鏡として、かつて日本資本主義の父と呼ばれた、渋沢栄一。そして戦後・昭和の経営の神様と慕われている、松下幸之助。この両名を世界の経営者にも影響を与えた巨星として敬愛するが、独特の経営哲学に基づいた経営手法で平成の経営の神様となった稲盛和夫。京セラ、KDDIという二つの巨大企業を創業、経営破綻をし瀕死の日本航空JALを78歳にして再建に見事に成功させた、日本人の経営者としては突出した実績を誇っている。カリスマが生涯を通じて貫いたものは何だったのか。

繰り返される無差別殺傷事件と安倍元首相襲撃事件の同質性

安倍晋三元首相が襲撃され死亡した事件は日本社会に衝撃を与えた。元首相暗殺の一報を聞いた時、戦前の政治家暗殺の多くのテロ事件を思い起こした人は少なくないであろう。思想信条に対する、暴力的封殺行為として、反射的に捉えるほうが歴史的にも自然であるからだ。

コロナ支援金不正受給に見る若者の未来への不信

昨年6月に経済産業省の20代の若手キャリア官僚2名が新型コロナ対策の「家賃給付金支援給付金」1550万円を詐欺したとして逮捕された。目の前の1550万円欲しさに、キャリア官僚としての未来を棒に振った。

日本人のマスク依存症は文化か気質か

新型コロナの流行の一定程度の収束により、政府が屋外でのまばらなところではマスクを外してもいいという、メッセージが伝えられた。筆者はよく朝や晩に、大型犬の散歩を日課としているので、散歩中は、マスクを早速外してみたが、行き交うペットの散歩人やウォーキング、ランニング、年配者の散歩人も驚くほど誰もマスクを外さないのである。そして相変わらず、ノーマスクの筆者に鋭い視線を送ってくる。

悪い円安が招く、日本の経済敗戦という現実

今年の1月のコラムで「熊本産偽装アサリに見られる、相次ぐ国産偽装は安いニッポンという象徴的問題である」という事を取り上げた。円の価値が50年前の円安水準となって、通貨の実質購買力の低下と先進国の中で最下位となっている国民の平均年収が、安いものしかなりたたない消費市場に日本はなっているという現実を提示した。

最近の熊本産偽装アサリに見られる相次ぐ国産偽装は「安い市場」ニッポンという象徴的問題である。

政府は公文書や統計の改ざんを繰り返し、企業では品質検査などの不正などが続々と発覚。そして生産者は外国産のものを国産とウソをつく。ここまでくると、もはや「偽装大国・ニッポン」に成り下がったと世界に後ろ指さされても仕方がないといえる。もはや隣の大国を、偽物、泥棒ビジネスと中傷している資格はないのである。

令和とコロナ禍で多発する無差別殺傷事件の閉そく感

令和の改元直後に起きた川崎市多摩区登戸の小学生ら20人の殺傷事件(19年5月28日)、京都アニメーション放火殺人事件(19年7月18日)、昨年のコロナ禍で起きた小田急線や京王線の殺傷事件、大阪・北新地のビル放火事件、そして大学共通テストが始まった今年の1月15日の東京大学校門前の受験生襲撃事件など、無差別に人々に危害を加え、自らも死を望む様な事件が相次いでいる。

オミクロン株はコロナウイルス・パンデミックの最終章か? 壮絶な最後の戦いに希望が見える

南アフリカで始まった、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」は、あっというまに世界に拡散して欧米で猛威を振るい始めている。我が国でも懸念されていた市中感染が始まり、その感染力の強さから、年末年始にかけて今まで以上に感染拡大が急速に広がることが想定される。いわゆる第6波は想定を超えて押し寄せると見て間違いないだろう。

アメリカンヒーロー

大谷翔平は日本のヒーローにあらず、新時代のアメリカンヒーローである。

投打の「二刀流」で歴史的な活躍を見せた大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が18日、全米野球記者協会の担当記者による投票により、今季のアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。投票結果は満票の30票で、2015年以来の快挙で日本人選手としては01年のイチロー(マリナーズ)以来の2人目である。