会長の社会経済コラム

アメリカンヒーロー

大谷翔平は日本のヒーローにあらず、新時代のアメリカンヒーローである。

投打の「二刀流」で歴史的な活躍を見せた大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が18日、全米野球記者協会の担当記者による投票により、今季のアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。投票結果は満票の30票で、2015年以来の快挙で日本人選手としては01年のイチロー(マリナーズ)以来の2人目である。

ノーベル賞の真鍋博士を「日本人」と称賛する日本を真鍋博士は敬遠した。

米プリンストン大学の上席研究員の真鍋淑郎氏が先日、ノーベル物理学賞を受賞した。
真鍋博士は二酸化炭素等の温室効果ガスの地球温暖化の予測をいち早く警告し、その長年にわたる地道な研究が、今、世界の最大の課題として定着した問題に多大な貢献をしたものとして高く評価されたものである。
早速、日本のメディアは日本人の受賞者はこれで28人目の快挙と大々的に報道した。

観光戦略の「おもてなし」はもう色あせた。

観光戦略の「おもてなし」はもう色あせた。

2020の東京オリンピック・パラリンピックに向けた観光立国の戦略は、政府から地方にいたるまで「おもてなし」のスローガン一色であった。しかし肝心の2021年オリパラは無観客で世界から全く観光客を呼べずに、多大な投資をした「おもてなし」プロジェクトは空振りに終わった。

新国立競技場

史上2度の東京オリンピックから何を思うか?

2020東京オリンピックは2021年にコロナ禍での開催で世論が割れた中で、17日間に渡って実施された。
東京五輪が何を目指し、何を得られなかったか、戦後史の長い時間の流れの中で1964年の東京五輪との対比で、今回の五輪を考えてみた。

ワクチン

コロナ禍で様々なことが思い知らされた。

未だ、収束がいつ頃になるか、一向に見通せないコロナ禍であるが、この1年のコロナ騒動でいろいろなことが、暴きだされてきた。平穏時には隠れて見えぬ、本当の実力が、白日の下に照らされるのはいつも非常時にである。
全人類が同時に同じ災禍に見舞われるのは、別に珍しいことではない。人類史上何度となく、世界大戦やウイルス細菌のパンデミックが世界的規模で、数年にわたって巨大な災難をもたらしたことは、何度も経験してきている。
そこでいやでも浮かびあがるのは、それぞれの国々の災禍に対する対応の善し悪しであり、得手、不得手である。

志村けん風

コロナで倒れた志村けんさんを追悼する。喜劇一筋のコメディアンとしては、最後の芸人。

昨年の3月29日コメディアンの志村けんさんが亡くなった時、国民の間に少なからず衝撃が走った。
入院してあっというまに亡くなったこと。その遺体に、家族の方も、一度も寄り添えず、遺骨となって渡されたこと。葬儀も一切不可能であったこと。これ等の出来事がメディアで大々的に報じられて、国民の間に、一番身近な人のコロナの死という形で、一気にコロナに対する警戒と脅威が広まったのを覚えている。

沖縄県平和祈念公園

歴史の宣教師-半藤一利さんから学ぶもの

昭和史に光を当てたノンフィクション作家で、ジャーナリストの半藤一利さんが1月12日亡くなった。90歳であった。
翌日の13日午前の加藤官房長官の記者会見で珍しく、半藤一利さんを悼んだ「大変、残念だ。昭和の歴史を検証し、一般の人々に分かり易い形で後世に伝えていくことに尽力し、自らも歴史に残る功績を残した。心からのご冥福をお祈りしたい」と述べ、弔意を示した。最近の政治家は、歴史を勉強しなさすぎるという巷の風評が多い中で、加藤勝信官房長官としては、半藤さんの書物は読んでいますと、教養もありますよと、日頃のコロナ追及の会見疲れから、多少の面目躍如といったところであった。