仕事のパフォーマンスを高める方法として注目されているのがマインドフルネスです。もともとマインドフルネスは仏教から誕生したものですが、競争とは程遠い仏教の考えがなぜ仕事につながるのでしょうか。そんなマインドフルネスについて解説します。

散らかった頭からイノベーションは生まれない

仕事をする際、多くの人は静かで快適な環境を求めます。なぜなら、周りの騒音が激しかったり、娯楽のような興味を引かれるものが身近にあったりすると、人は仕事に集中することができないからです。

これは頭においても同じことがいえます。将来への不安や複雑な人間関係など、人はさまざまなことについて考えを巡らす必要がありますが、このような煩わしいことを考えながら高い成果を出すことは非常に難しいでしょう。そこでマインドフルネスが登場します。

目の前の課題に集中できる脳内環境を作る

マインドフルネスという言葉は多様な使われ方をするため、意味を正確にとらえるのが困難ですが、やっていることは基本的には瞑想と同じです。

より具体的にいうならば、余計な考えを排除し、今現在にすべてを集中させることです。

人間はまだ起きてもいない将来のことや、自分とは関係のない出来事について無意識のうちに悩むことが多くあります。

しかし、将来や自分とは無関係なことよりも、今この瞬間の目の前にこそ、やるべきことがあるのです。

つまり、目の前の仕事以外のことは一切考えない頭をマインドフルネスによって作り出すことで、パフォーマンスを上げようという発想です。

余計なことを考えることなく、すべて仕事に費やせるようになるため、いつもとは違う発想で仕事が行えるようになります。

頭という限られた資源を有効に活用しよう!

頭の中は目には見えないため、無限に考えることができると考えてしまいがちです。しかし、実際には頭が考えられることには限界があるのです。

社会は技術の進歩とともにどんどん豊かになり、簡単に情報を得ることができますが、だからこそ頭の中が散らかってしまうことがよく起こります。

逆説的ですが、マインドフルネスの実践で周りの豊かさを捨て去ることで、頭の中が真っ白になり、新たなアイデアを生み出す余地が生まれてきます。それこそが、マインドフルネスの大きな効果といえるでしょう。