有利な状況だと理解しておく
売り手市場というのは、就活生にとっては嬉しい状況です。なぜなら、企業側が人材の確保に力を入れざるを得ない状況だからです。しかし、そんな状況だからこそ、浮かれることなく冷静な判断が必要になってきます。
なぜなら、就職したからといって、全てが終わったわけではないからです。むしろ、ここからがスタートともいえます。スタートで少しばかりのアドバンテージを手に入れたからといって、安心していてはおとぎ話のうさぎと亀のうさぎになってしまいます。
売り手市場は、自分力を伸ばすチャンス!
就職先が決まったからといって安心してはいけません。この有利な状況を更に大きくするための行動が求められます。
企業からすれば、社員の力が伸びることは企業の更なる成長につながります。そのため、社員教育に力を入れていこうとします。
キャリアアップを目指す社員にとっては、力強いバックアップになるので、この点に着目して就職先を決めた人も多いかもしれません。
そこで、大切になってくるのが自身の力をどのようにして伸ばしていくのか?という点です。ただ、闇雲に企業が開催するセミナーや勉強会に参加していては、その他の社員と同じになってしまいます。そこから脱却するためには、自分力を高めていくための戦略が大切になってくるのです。
強みを見つけて伸ばしていく!
企業というのは人の集合体です。そのため、全ての仕事を自分が行う必要はありません。全てを自分で行おうとすると、多くの時間と労力が必要になります。
学生時代の勉強であれば、得意科目だけの勉強をしていても駄目だったかもしれません。しかし、社会人は違います。実際、現場でもオールラウンドプレイヤーよりも、スペシャリストが求められるようになってきました。
足りない部分は、その部分を強みとする人に任せればいいのです。大切なのは、企業全体として結果を出せるようになることだからです。
そのためには、オールラウンドプレイヤーを集めるよりも、スペシャリストを集めた方が企業の力は底上げされます。だからこそ、企業は社員育成に力を入れています。このチャンスをしっかりと活かすようにしなければいけません。そして、スペシャリストになるためには、自分の強みを知る必要があるのです。
自分の強みを見つけるたった一つの方法
自分の強みを伸ばしていく。そう言われても、社会人になったばかりの状態でそれを見つけている人は少ないでしょう。では、どのようにして自分の強みを探していけばいいのでしょうか?
自分の強みを知るために必要なこと。それが、客観的な視点です。他人から見た時の自分を知ることによって、見えてくる部分があります。
例えば、仕事を通じて上司や同僚、クライアントから褒められた部分があったとします。自分からすれば、当たり前だったのに他人からは高評価をされたりします。こういった部分を掘り下げていくことが、自分の強みを発見する時に役立ちます。
人からどのように思われたか?どのように言われたか?これらの言葉の中に、自分の強みを探すヒントは隠されているのです。自分の強みを知りたいのであれば、まずは他人の言葉に耳を傾けるようにしましょう。
強みを知ってから戦略をたてていく
自分の強みを知るまでは、ビジネスマンとしての基礎力を高める時期でもあります。
この時期は、社内で開催されている勉強会やセミナーには積極的に参加するようにしましょう。ただし、参加するだけで満足しないようにしてください。なぜなら、この段階はビジネスマンとしてまだまだ未熟だからです。
この基礎力を高めると同時に、自分の強みを探していくのです。時間は有限です。経済状況に左右されない自分力を高めるためには、時間をいかに有効活用できるかにかかってきます。
全て、同時に進めていく。この意識も自分力を高めていくためには必要なものなのです。
そして、強みを見つけることができたならば、ようやくどのようにその部分を伸ばしていくのか?について考えていくようにするのです。
まとめ
売り手市場だからといって、油断していてはいけません。なぜなら、経済状況というのは日々変化していくからです。
つい10年程前には100年に1度の経済危機と言われていたのです。状況が変化していくということは、その状況に合わせた変化が求められるということでもあります。
今後、ビジネスマンとして自分の力を発揮していくためには、今の有利な状況を更に有利にするための戦略が必要になってくるのです。