こんにちは。ライターの眞田詩穂です。 今回はビジネスマン向けのブラインドサッカーの体験会「OFF TIME BIZ Light」に参加してきましたので、そのレポートを書かせていただきます!

OFF TIME BIZ Lightとは?

パラリンピックの競技種目でもあるブラインドサッカーを気軽に体験できるプログラムです。パラスポーツに関する講演後にアイマスクをした状態でワークを行います。目をOFFにすることによって「コミュニケーション」「チームビルディング」「ダイバーシティ理解」「障がい者理解」などを学ぶことができ、日常生活に活かせる新たな発見が多くあるのだそう。

会場に行ってみた。

到着したのは新宿のオフィスビル。「え?どこでやるの??」そんなことを思いながら受付に到着です。

受付ではネームホルダーを渡され、「あだ名を書いてください」と。

覚えてもらいやすい名前にしました!!

さて、会場へ。グラウンドはどこかしら・・・

え!!!

会議室!?!?

そうなんです。会場はこの会議室!

そしてみなさん会社帰りのスーツ姿や私服で参加ができるのです。

私みたいに気合いを入れてジャージとシューズを持ってくる必要はありません!(笑)

ただ女性はハイヒールとスカートは避けて参加する方がより動けますよ。

体験前の講演で知識を身につける。

さて、この日のスケジュールはこちら。

20:00~ 講演「パラスポーツで社会を変える」

20:30~ ブラインドサッカー体験

21:00~ 懇親会

日本ブラインドサッカー協会剣持雅俊さんが進行・講演を務められます。

講演会ではブラインドサッカーの基本ルールからパラスポーツのこと、そしてサッカーを通じて健常者と障がい者が当たり前に混ざり合う社会を目指す日本ブラインドサッカー協会さんの目指すビジョンを伝えていただきました。

ブラインドサッカーに触れてみる。

講演会で学んだことを頭に入れつつ、ブラインドサッカー体験へ。

アイマスクとボールを渡されました。

ボールを持ってびっくり!なんとこのボール、カシャカシャと音が鳴ります!

この音を頼りにボールの位置を把握するのですね。

まずはアイマスクだけを使って音を頼りに前に進む体験。

同じグループの方に声をかけてもらいながら肘を前に出し、進みます。

参加者(以下、参):「さなだ丸〜こっちでーす!」

声や手拍子でリードしてくれます。

眞田(以下、眞):みゃーさん!こっちこっち!!

驚いたのは、いつもの倍ほど声が出たことと、すんなりあだ名で呼びあえること!

次は2人組になって準備運動。

一方がアイマスクをし、もう一方がお手本の体操を見ながら声や手を使って教えます。

眞:手をクロスさせて・・そうです!そうです!

どうやって教えたらいいんだろうか?と自然に自分の手足も動きます。

さて、次の体験。今度は全員がアイマスクをします。

ぶつからないように手を前にして正面で防御姿勢をとります。

剣持さん(以下、剣):1~6月生まれと7~12月生まれに分かれてください!

そしてグループに何人いるのか数えてください。スタート!

参:7月~12月生まれの人、ここでーす!

参:はーい!

参:はいはーい!

みんなが一斉に声を出します。4月生まれの眞田は耳を澄ましまくりながらおろおろ&うろうろ・・・。

参:1月~6月生まれの人—!!

あ!聞こえてきた!

眞:待ってー!!

参:そのままこっちに来てください!誰かに触れるはずです!

眞:はーい

眞:あ、当たった!!

参:では一人ずつ番号を言っていきましょう!

参:1!

参:2!

そんな流れで見事グループには10人いることがわかりました。

完全に出遅れた私でしたが、お互いが大きな声でわかりやすく状況を伝え合うことによってゴールできました。

最後はより実践的な体験。アイマスクをした人がボールを蹴ってコーンに当てます。

コーンの近くにいる人が、コーンを叩いたり、声で誘導します。

眞:どのへんですか?

参:もうちょっと右!・・・そこ!

見事コーンに当たったらハイタッチ!当たらなくてもグータッチ!

最後はチーム別に何回当てられるか競って体験プログラムは終了です!

眞:た、楽しかった・・・!!!

体験が終わると懇親会

軽食やアルコールも用意されています!

カンパーイ!!

今日出会ったみなさんと讃え合ったり、仕事の話をしたり、

今日はじめて会ったとは思えないほど仲良くなることができました。

体験プログラムを終えて

あっという間の2時間弱。

人見知りな私でしたが、今回の体験を通して人とコミュニケーションをとることがいかに大切で楽しいことかということを改めて感じることができました。目をOFFにすることで視界は見えなくなるけど、人のやさしさや思ってもいなかった自分の順応性にも気付くことができ、素直にうれしかったです。

そして、ブラインドサッカーは健常者の方でも楽しく取り組むことができるスポーツであり、障がい者の方々がスポーツをする=大変という偏った自分の中のイメージはあっという間に払拭されました。

最後にブラインドサッカー日本代表の寺西一さんと。

2020年の東京パラリンピック楽しみにしています!!

またぜひ参加させてください!日本ブラインドサッカー協会のみなさん、参加者のみなさん、ご協力ありがとうございました!!

「OFFTIME」の開催スケジュールはこちら

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眞田詩穂 (さなだしほ)

慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中、音楽フェスの制作アルバイトを経験したことをきっかけに音楽関連会社に入社。ライブやイベントの協賛企画・営業として3年間勤務する。 2016年6月に起業。現在も音楽に関わる仕事を続けながら、前職の経験も活かし、ライター業や代理店業など分野を広げて会社経営を行う。