投資に必要不可欠なもの。それが資金です。そして、それは当然不動産投資でも同じ。しかし、不動産は高額なものです。 ほとんどのケースで銀行からの融資が必要になってくるでしょう。この点がネックとなり不動産投資に踏み出せない人も多いのではないでしょうか? そこで、今回は不動産投資を考えているサラリーマンがどの程度の融資を受けられるのか?という点について紹介していきたいと思います。

見る物件に制限をかけていませんか?

いつか不動産投資をして、不労収入を得る。そのような考えを持って、物件をチェックしている人もいるでしょう。

実際、相場観を持つという意味においては、将来に役立つ行動といえるのですが、自分で制限を作ってしまっていませんか?

自分の貯金がいくらだから、その2倍程度は借りられる。だから、この程度の金額の物件を調べる。

このように、勝手に決めつけていると、可能性の幅を狭めてしまう危険性があります。

銀行からいくら融資を受けられるのかは、実際に銀行に行って話をしなければ分からない。

だから、ある程度の金額を自分で設定して調べていると思うのですが、不動産投資においては多くの場合、自分が想定しているよりも、多額の融資を受けられる可能性が高くなっています。

だからこそ、まず、ある程度の相場を知ることが大切になってきます。

融資額の相場を知る。それによって、見る物件の幅は広がるはずです。

どうせ、物件を見るのであれば多くの価格帯の物件を見ておいて損はありません。

少しでも多くのケースを知ることが重要!

最初に知っておいていただきたいことがあります。それが、あくまで紹介するのは目安で、実際には様々な要因がからんで融資可能な金額が決まるということです。

だからといって、知らなくていいとは限りません。

どの程度の年収でどの程度の融資額を受けた人がいるのか?一つでも多くの情報を知ることによって見えてくることもあるからです。

少しでも多くのケースを知ることによって、こちらもある程度の予想ができるようになります。

また、多くのケースを知ることによって、融資額を決定する時に何が重要視されるのかも見えてくるようになります。

つまり、多くのケースを知れば、融資を申し込みに行く前の準備や、できることを増やすことにつながるのです。

住宅ローンと不動産投資の融資額の目安とは?

一般的に、住宅ローンの借入可能額は年収の5倍から8倍程度といわれています。一方の不動産投資の場合、なんと年収の10倍から30倍程度といわれているのです。

つまり、目安だけで考えた場合、年収が500万円の人は5,000万円から1億5,000万円程度の物件が選択肢に入るということ。

この数字を見て、驚かれた人も多いのではないでしょうか?

同じ不動産という商品を購入するための融資なのに、なぜこの二つにこれほどの違いがあるのでしょうか?

その理由は、不動産投資の場合は、収益が発生するという部分にあります。住宅ローンの場合、自分や家族が住むための家なので、収益は発生しません。

一方、不動産投資を目的としてアパートを購入した場合には、入居者がいれば基本的に収益が発生します。

物件の収益性によっては、目安とされている以上の融資を受けられる可能性もあるということになるのです。

住宅ローンの場合、重要となるのは「人」です。どのような職業に就き、年収がいくらなのか?

信用情報はどのようになっているのか?といった点が重要視されます。どのような物件なのかは重要視されません。

不動産投資で融資を受ける場合には、「人」だけでなく「物件」も重要視されます。

この点が大きな違いとなっているのです。不動産という同じくくりであっても、融資可能な額に違いがあるのは、それぞれの不動産としての価値に違いがあるという点にあるのです。

まとめ

不動産投資を考えている人にとって、どの程度の融資を受けることができるのか?という点は大切な部分になってきます。なぜならば、投資において資金は大きな武器になるからです。

もし、将来的に不動産投資をしたいと考えて、物件を見ているのであれば、自分の中にある現在の物差しの価格帯に縛られることなく、目安となる融資可能額の物件も見ておくことをおすすめします。

なぜならば、それによって選択肢の幅が広がるからです。

選択肢の幅が広がるということは、投資において大きな強みになります。少しでも多くの情報の中から、利益が増える可能性が高い物件を選ぶようにしましょう。

あわせて読みたい

マンションを購入しなくてもできる!不動産投資の方法とは?
不動産投資はマンションを一棟丸ごと買うよりも区分所有がオススメ
10年以上前にローンを組んだ人は要チェック!住宅ローン借り換えのススメ

The following two tabs change content below.