プロの眼だけを頼りにする?
不動産投資の最初のステップでもある、物件購入。どのような物件を購入するのかによって、その後が大きく変わってくるので、慎重な物件選びが大切になってきます。
しかし、いい物件を選びなさいと言われても、不動産投資を始める人の多くはプロではありません。
そのため、日頃から多くの物件を扱っている不動産屋に意見を求める人もいるでしょう。しかし、ここで注意しなければいけない点があります。それが、不動産屋はどのようにして儲けているのか?という点です。
不動産屋は基本的に手数料で収益を手に入れます。借り手と貸し手の間に入り、賃貸契約をスムーズに進めるために、面倒な作業を行う代わりに手数料をもらうのです。それは、土地や物件の売買の際でも同じです。
つまり、借りてくれる人や購入してくれる人がいなくてはいけません。
確かに、親身になって考えてくれる不動産屋も存在するかもしれませんが、本来であればそれほどいい条件の物件とはいえないものでも、購入を勧めてくる不動産屋も存在するのです。
そのため、不動産屋の言うことだけを鵜呑みしていてはいけないのです。
任せきりにしないことが大切
上記で紹介したように、不動産屋の意見だけを頼りにするのはリスクが高くなってしまいます。では、どうすればいいのでしょうか?
そこで、大切になってくるのが物件についての勉強です。これは、他の部分でも必要になってくるので、不動産投資全般の知識ということでもあります。
ネットで検索するだけでも、多くの情報が手に入りますし、本屋に行けば不動産投資に関する本が数多く売られています。
不動産投資を成功させるためには、ある程度の勉強が必要なのです。
投資にはリスクがつきもの。そして、最も大きなリスクというのはよく知らないということなのです。リスクを少しでも減らすために、最初は時間がかかってもある程度の勉強が必要になります。
最初は、大変に感じるかもしれません。しかし、一度身に付けた知識は、その後大きな武器となります。
今の勉強は、今のためだけにしているのではありません。そう考えれば、勉強も苦痛にはならないでしょう。
どこを任せるのかを決める
しかし、勉強したからといって全てを自分でしようと思うのは危険です。もし、あなたがサラリーマンなのであれば尚更です。
入居者が決まれば、管理が必要になってきます。その管理を自分で行おうと思えば、それなりの対応が求められます。
緊急時には、深夜の対応を求められる場合もあります。
サラリーマンとして仕事をしながら、これらの対応をしていこうと思えば体力的にも時間的にも負担が重くなってしまうでしょう。
その結果、仕事に支障が出てしまうかもしれません。そうならないためには、任せる部分は任せる必要があります。
そこで、考えなくてはいけないのが、どの部分を任せるのかということです。そして、ここでも大切になってくるのが、任せるからといって無知ではいけないということ。
任せるからこそ、こちらもある程度の知恵をつけておかなければいけません。
そもそも、ある程度の知識がなければ、どの部分を任せてどの部分を任せないのかという線引きができません。
任せるということは、当然、費用が発生します。費用が発生すれば、収益にも関係してきます。
大切なのは、総合的に費用対効果を考えて自分に合った方法を見つけることです。
もし、不動産投資に対して全てを任せておけばいいと考えている人がいるのであれば、もう一度立ち止まって考えてみて下さい。
まとめ
不動産投資は、何もしなくても家賃収入が入ってくるというイメージを持っている人もいるようですが、全てを任せっぱなしでは失敗してしまう可能性が高くなります。
そうならないためには、自分の知識を増やしていくことが大切です。
知識が増えれば、どの部分を任せるのかという部分も見えてくるようになりますし、勧められるまま物件を購入することもなくなるでしょう。
投資にはリスクがつきもの。しかし、リスクというのはある程度自分でコントロールできます。そのことを忘れないようにしてください。
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出典:amazon.co.jp