普通に正社員として生活していると意識できないこともありますが、現代は「滑り台社会」とも揶揄されています。

一度でも非正規などに滑り落ちると簡単には這い上がれず、格差社会の底辺にずっと追いやられてしまうから、そう言われています。イヤな現実ですよね。

もしあなたが滑り落ちてしまったら、どうやって這い上がればいいのでしょうか。今回は、その這い上がるための準備方法をお伝えします。

最優先は「人間関係・信頼関係」の構築

まずは「人間関係・信頼関係」です。「持つべきものは友達」などという言葉もありますが、人間は本人にはどうしようもない極限状態に追いやられた場合、その窮地を脱する有効な手段に「人との繋がり」が挙げられます。つまり、誰かに助けてもらうわけです。

現代は人間関係の希薄化が叫ばれており、とりわけ都心部ではその傾向が強いものですが、それでも中には、本当にあなたがピンチの時には助けてくれる人もいるでしょう。

物理的・経済的に助けられないことも多いですが、それでも誰かとの繋がりが状況変化の第一歩です。

ただし、「人間関係は鏡の関係」とも表現されるように、日頃の行いが大切になります。ピンチのときに人に助けてもらうには、あなたも日頃から誰かを助けておくことが大切です。

日頃は適当なのに、自分が困ったときだけ……は通りませんので、注意が必要になります。

副業・投資・資格取得など「第二のサイフ」

次は「第二のサイフ」です。まだまだ副業を禁止している企業も多いですが、あなたが本業一本しか収入源がない場合、それを失ったら一気に無収入になります。

しかし何らかの別の収入源があれば、またはそのための準備をしておけば、這い上がるのもいくらか簡単です。

ただし滑り落ちてからでは、この手の準備は経済的にも時間的にも、準備が困難になりますから、まだ余裕のある今のうちから準備を進めておくことが大事になります。

仮に滑り落ちなくても、どの道今は生涯の年収アップ努力が大事になるので、そういう意味でも大切です。

なお、特に副業や資格取得の方法を取る場合は、「しっかり稼げるかどうか」を考えることが重要といえます。

やりさえすれば、取りさえすれば何でも現状打破に繋がるものではありません。本業がある間に実際に試し、稼げそうかどうかをチェックしておきましょう。

考えるクセ、調べるクセ、そして余裕

最後は「考えるクセ、調べるクセ、余裕」です。結局のところ人間は、知っている範囲、または考えられる範囲でしか動けません。

そして、現状の知っている範囲では自分を助ける方法がないのなら、新たに考えてゼロからイチを産み出す能力が極めて大切だといえます。

現代は情報社会ですから、知っているか否かの違いだけで、大きく状況は変わるものです。幸いにも、最近ではネットカフェも多く、調べるだけなら比較的簡単です。

存分に調べて、自分の現状を変える方法を探しましょう。きっと何かあるハズと信じて。

そして何よりも「余裕」が重要です。人間は余裕がないと耐えるのに必死になってアタマが働かなくなります。そして新たな行動を起こすことが困難になります。

これこそが「一度滑り落ちたら這い上がれない理由」です。こうなる前に、何かの手を打っていきましょう。

今どきは男性も結婚が身を守る術

ところで先ほど、もっとも大切なのは「人間関係・信頼関係」とお伝えしましたが、その最たる関係の一つに「結婚」が挙げられます。

「女性に頼るなんて男のプライドが……」などと考えてしまう方もいるでしょうが、本来の結婚は「人生の苦楽を共にする」行為です。

そして、男性のプライドはともかく、現実的にあなたがピンチに陥ったときは、奥さんが一番助けてくれそうな方ではないでしょうか。

もっとも、女性の非正規雇用は6割にも上っていますから、基本はあなたが支える側でしょうが、一時的な支えにはなってくれるでしょう。

最近の男性は、負の面ばかりを気にして結婚に消極的な方も増えましたが、今どきは男性も結婚が身を守る一つの術です。

そして、男性の非正規雇用もドンドン増えていますから、いつあなたも滑り落ちるか分かりません。滑り落ちる前に、真剣に結婚を考えましょう。

難しいが、けっして諦めないこと

実際に滑り落ちた方や落ちる直前の方を見ていると、這い上がるのは本当に難しいのが実情のようです。

そして一説には、将来的には8割の世帯が落ちるともいわれています。

すでに生涯の安泰が当然の時代ではありませんが、けっして諦めずガンバっていきましょう。

 

合わせてこちらの記事もどうぞ!

明日は我が身かもしれない……老後破産に陥る男性の意外な特徴!

ライタープロフィール

山本昌義 (やまもとまさよし)
山本昌義 (やまもとまさよし)
山本FPオフィス代表(山本昌義)CFP®
主に比較的若い方の恋愛面・経済面のご相談を承っています。また独立FPとして10年を経過したのを機に、後輩FPの育成にも力を入れています。詳しくは以下のリンクから当オフィスサイトをご確認くださいませ。
山本FPオフィス:http://yamamotofpoffice.com/