ただ漠然と、将来のために貯金したい、お金がないから節約しよう…と思っていませんか?欲しいものややりたいことがたくさんあればあるほど、お金はいくらあっても足りないもので、その都度、貯金しよう節約しようと思いますよね。 でも、貯金も節約も「コツコツ」が大切であり、それをしっかり続けられる人はなかなかいないのではないでしょうか。しかし、実は続かないことにもちゃんと理由があるのです。では、その理由と解決方法を見てみましょう。

お金が貯まらない理由とは

貯金しておきたいのに節約が続かない、節約がうまくいかないからお金が貯まらない、これには理由があるんですよね。それはズバリ、「明確な目標がないこと」だと言えるでしょう。目標に具体性がないから、モチベーションが保てないのです。

勉強でもダイエットでも、「○○の資格を取る」とか「○○㎏まで痩せる」といった具体的な目標がないと、やる気も起きないですよね。貯金でも、それは同じです。

 明確な目標を立てることが大切

 では、貯金を成功させるために立てるべき具体的な目標とは何でしょうか?いくつかピックアップしてみました。

① 欲しいものを買う!

欲しいものを買うために貯金する。これが最もわかりやすく、立てやすい目標かと思います。洋服や化粧品、趣味に使うものなど、比較的手に入りやすいものを目標にしてもいいですし、思い切ってブランド物や車、家などの将来的に欲しいもの、また高額なものを目標にするのもいいでしょう。

ただし漠然と「貯める」と思っているだけではダメ!最終的に「いくら貯めたいのか」と金額までしっかり考え、その数字を目標にする必要があります。

数字が具体的になっていた方が、貯金を行うモチベーションも高まりますし、少しずつ貯まっていくことで達成感を味わうことが出来ます。

 ② 旅行に行く

身近な場所に遊びに行くのとは異なり、旅行は費用がかかります。特に学生さんなどは計画的にお金を貯めておかなければ、行けなくなる…なんてことも大いにありえますよね。

国内旅行でも遠方であれば10万円以上、海外旅行であればその何倍もかかる場合もあるかもしれません。せっかく楽しみにしていた旅行を無事に迎えられるよう、「旅行費用として○○万円貯めよう」と目標にするのもいいでしょう。

 ③ 結婚費用

結婚したいと思うパートナーがいる人であれば、結婚式や新婚旅行の費用を貯金するのもいいかと思います。もちろん、一人で簡単に貯められる金額ではないので、そこは二人でよく話し合うことが大切です。

お互いの価値観や金銭感覚を理解し合ういい機会になるかもしれません。結婚式はどんな会場がいいのか、どんな披露宴にしたいのか、また新婚旅行はどこに行きたいのかなどを相談しながら調べるのもきっと楽しいはず。

計画を立てることも忘れずに

目標を明確にしたら、忘れてはいけないのが「計画を立てること」です。目標ばかり具体性があっても、計画がなければ達成はできませんから、ここも重要なポイントとなります。どのくらいの期間でいくら貯めればいいのかをしっかり計算してみましょう。

貯金額が少ない場合

貯金金額が比較的少ないのであれば、実際に何を節約し、一週間または一か月でどのくらい貯まる予定なのかを手帳などに細かく書き出してみるとよいでしょう。

目標と計画を可視化することは、目標達成へ向けてのモチベーションアップにつながります。また貯金箱やお金の管理ができるアプリなどを利用して、楽しみながら貯金するのもいいかもしれません。

貯金額が高額な場合

目標達成までに年単位で時間がかかる金額であれば、より慎重に計画を立てる必要がありそうです。こちらも計画表などを作り、可視化しておくのが良いでしょう。

また、短期間で達成できる目標ではないので、2~3ヵ月に一度くらいの頻度で、定期的に計画の見直しをし、無理なく貯金できているか、目標に変更はないか、モチベーションは下がっていないか等を確認すると、計画が長続きするのではないでしょうか。

 

友人からのお誘いや、目先の欲しいものに誘惑されることも少なからずあるかとは思いますが、気持ちが揺らぎそうになったら計画をもう一度見直してぐっと我慢しましょう。目標達成時にはきっと、頑張ってよかったと思えるはずです。