近頃は老後破産を筆頭に、様々な社会問題が起こっているため、多くの方から「どんなに貯金しても何となく将来が不安」だとよく聞きます。 とはいえ、プロに相談するとお金が必要なので、「きっと大丈夫」と無理やり考え、しばらくするとまた不安になるのが実情のようです。 そこで今回は、誰でもできる簡単な未来への不安解消法をお伝えします。

家計簿を付け、予想年金額を試算

まずは「家計簿を付け、予想年金額を試算」です。

普段、家計簿を付けていない方にとっては少々面倒に感じるかもしれませんが、ひとまず付けて「年間支出額」を計算しましょう。簡単になら「月間生活費」でも大丈夫です。

その上で、日本年金機構などで将来の年金額を試算します。

そして二つを見比べ、生活費や支出額が試算年金額を下回っていれば、ひとまず老後の安心に繋がるハズです。

なぜなら今の生活水準なら、老後は年金で十分生活できると言える訳ですからね。ちなみに、例えば教育費などの「いずれ支払いが終わる支出」は抜いて計算しましょう。

もっとも、実際には上回る事が多いでしょうが、その時は「未来の年金額の範囲での節約生活」を心がける事で、安心に繋げる事ができるでしょう。

ただし、昨今の年金額は減額傾向ですから、気持ち大きめに下回るような節約生活を心がける事が大切です。

ここ一年の貯金額×定年までの年数を計算

次は「ここ一年の貯金額×定年までの年数を計算」です。

そもそも、あなたはここ一年でいくら貯金できましたか?それに定年までの残り年数をかければ、ざっくりと「定年時の予想貯金額」が計算できますよね。

金額によっては、十分に未来への安心に繋がるでしょう。

さらに、先ほどの家計簿+年金試算と重ねれば、毎年の貯金取り崩し額が分かりますから、仮に100歳まで生きる前提で計算が成り立てば、更なる安心に繋がるハズです。

仮に計算が成り立たないにしても、いくらあれば成り立つかが分かりますから、対処しやすくなるでしょう。

またこの計算は、定年までとは言わなくても、例えば「子供の大学入学までの年数」で計算すれば、教育費への不安にも対応可能です。

もっとも教育費を考える場合は、留年や浪人、下宿や留学の可能性もあるため、ある程度は多めに考えておく事も大切といえます。

貯金や投資など、新たな行動を起こす

最後は「貯金や投資など、新たな行動を起こす」です。

今まで貯金を意識しなかった方は意識し、実践してきた方は更なる増額や投資にチャレンジしてみましょう。

年収が低くて本気で貯金できないという方は、転職を目指して新たな行動を考えてみると良いでしょう。

やはり人間は、何か目標に向かってチャレンジしている最中は、ポジティブな発想になりやすいと言えます。

努力を重ねても結果が出るとは限らず、そして結果が出ないと更に不安が強まることもありますが、それでも現実を変えるのに本人の努力は欠かせませんからね。

余裕のある方は、ここまでお伝えした内容と重ねて、「どれだけ貯金や投資をすればいいか」を把握して実行すると、さらに確実な安心に繋げられるでしょう。

最初は出来るところからで大丈夫です。少しずつでも様々に未来への対策を取り、それを安心に繋げていきましょう。

「何となく」を明るみにしよう

「何となく不安」というのは、誰にでもある感情といえます。人生は本当に何が起こるかわかりませんし、どうなるかもプロである筆者にも分からず、神様のみ知るところです。

とはいえ、本当に分からないのは「事故や災害」くらいで、大抵のことは相応に予測が可能といえます。

そして、何となく不安なのは、もしかして「何となくの中身を明るみにすると、このままなら危険だと自分で予測しているから」ではありませんか。

それに、人生何が起こるか分からないとは言え、「何が」の中身の多くは不幸であり、プラス方向で事が起こる事は滅多にないのが現実です。

つまりあなたの不安は、いずれ現実のものとして襲ってくる可能性が高いと言えます。

それならば、どうせ逃げられないのなら、何となくを明るみにして具体的に対処していくのもアリではないでしょうか。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言いますし、後でラクするために、先に少しずつ苦労していきましょう。

「何も起こらない可能性」が一番高いのかも

結局、人生は何も特別な事など起こらない可能性が一番高く、何か起こるにしてもマイナス方向で起こるのが基本と言えるのではないでしょうか。

それならば、まずは「このまま何も起こらなければ大丈夫」な状態を作り、その上乗せで数々の不確定要素に対して備えていきましょう。

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山本FPオフィス代表(山本昌義)CFP® 主に比較的若い方の恋愛面・経済面のご相談を承っています。また独立FPとして10年を経過したのを機に、後輩FPの育成にも力を入れています。詳しくは以下のリンクから当オフィスサイトをご確認くださいませ。 山本FPオフィス:http://yamamotofpoffice.com/