成功するか否かは潜在意識やセルフイメージと関係
成功へ向かっている方は、物事をポジティブにとらえ、余計なことに気を取られないように一心に自分の目標へ向かっている心の状態にあります。
そして、その心の底には「自分を信じる」という基本的な姿勢があるのです。
これに対して成果が出にくい方は「自分を信じる」ことができていないということなのです。
自信のない方の多くが完璧主義者であるため、あまりにも基準を高く設定しすぎています。実際は結構うまくいっていて成功しているのにも関わらず、自分を認めてあげられないだけなのです。
そのために無意識のうちに自分自身の頭を押さえつけてしまっているのです。
しかし、このような方は本当に高い能力を持っています。ただ、自分の持っている素晴らしい能力を直視できていないだけなのです。
自分に対してポジティブな見方ができていないがために、自分の優れた能力にブレーキをかけてしまい、本来持っている能力を完全に発揮できていないのです。
このブレーキを外せば、ものすごいパワーが出るのでしょう。
「人間は、思った通りの人生を生きている」
潜在意識(無意識)に「私は素晴らしい!」という刷り込みがされていれば、その通りの結果に近づいてきます。
それとは逆に、「私には望む結果を出せない」と思ってしまうと、実際にどんなに能力がある人でも結果が出なくなってしまうのです。
つまり、自分が自分に対してどのような自己イメージを持っているかが成功していくか否かを決めているのです。
「コップに水が半分入っている」状態をどうとらえる?
あなたはコップに半分の水が入っているのを見てどのように感じるでしょうか?
「コップの水がまだ半分もある」と考えるでしょうか?
それとも「コップの水が半分しか入っていない」と考えるでしょうか?
同じ状態を見ても、そのとらえ方によって、あなたが物事をプラスに考えているのか、マイナスに考えているのかがわかります。
成功したいなら自分自身をプラスに評価をする
もし、あなたが自分の夢や目標を実現していきたいのなら、心の底から自分自身の能力を信じて、物事をポジティブにとらえる習慣を持つことが大切です。
ある目標に対して、「自分にできる!」と思えば達成することができますが、「自分にはできない・・」と思っていると、どんなに能力がある人であっても達成できなくなってしまうのです。
また、自分に対してポジティブな評価ができる人とできない人では、同じ失敗をした場合に自分に対しての感じ方がまるで違ってきます。
ポジティブにとらえる人は、失敗を成功に結び付けます。
しかし、マイナスにとらえてしまう人は、失敗にこだわり、前に進めなくなってしまいます。
自分を信じられるようになると、どんな変化がある?
・自分自身で最適な決断や答えを出せることを体験できる
・何があっても自分で乗り越えられるから大丈夫と思えるようになる
・たとえ失敗したとしても自分に対してOKを出せ、プラスにとらえられる
・人との比較をせず、あくまで「自分は自分」と思えるようになる
・他の人が何といっても自分の直感を強く信じ、正しいと思える
・自分の目標に信念が持てる
・インスピレーションを受け取れるようになる
・自分の意思に従って迷わず生きられるようになる
・思っていることを実現できるようになる
・今までの自分では思いもよらなかった力が出始めるのを感じられるようになる
自己イメージを上げて目標を達成する
「自己イメージ」が自分の人生に大きく影響を与えられるのであれば、「自分自身に対する評価」をポジティブにとらえる方が絶対良いです。
「そうはいっても、なかなか自分に自信が持てないよ」という方もいるでしょう。
でも、もしあなたが望む成果を手にするために人生を劇的に変えていきたいのなら、全力で自分の「行動」を変えていく必要があります。
「人は思った通りの人生を生きることができる」のです。そして、「人は思った通りにしか生きられない」からです。できるかできないかを決めるのは、自分自身です。
だからこそ、もしも今のあなたが自信を持てないのなら、自分の理想の人生・成果を思い描いて、「自分はできる!」と心の中で信じ続けていくことが自信をもつための重要なポイントです。
自分を信じる力、つまり、自信を身に付けることができれば、自分の理想として思い描いている人生を生きることができるようになります。そしてそれは、今からでも遅すぎることなど全くありません。
なぜなら未来を変えるには過去は全く関係ないからです。今のこの時点から未来の自分を変えて、理想の人生を生きることができます。
「思い込み」を変えることで自信をもてるようになる
セールスマンのための学校や研修セミナーを開催し、多くのビジネスをする人たちに劇的な成果をもたらしている能力開発会社「アチーブメント」という会社があります。
企業研修で有名な会社ですので、ご存じの方も多くいらっしゃることでしょう。
アチーブメント株式会社の社長の青木仁志氏はセールスの世界で数々の賞を受賞し、セールスマネージャーとして功績を挙げてきた、まさにセールスのプロ中のプロです。
現在まで青木社長は、セールス教育をはじめ、ビジネス成功の秘訣に関する様々な本を出しています。
青木氏の本は、セールスする人間にとってバイブルのような本ばかりです。
その中のひとつ、『一生折れない自信のつくり方』という本の中で、以下のように自信を定義しています。
自信とは、その人の、その人自身に対しての肯定的な(ポジティブな)「解釈」や「思い込み」である
自信は、「思い込み」だということなのです。大切なポイントは、『自分自身が「自分はできる!」と信じること』です。つまり、これは自信を持つのかどうかの選択は、「自分自身がしている」のです。
もう一つの大切なポイントは、「自信がない」ということは自信が欠落しているのではなく、自分自身が「自分にはできない!」と信じていることであるということなのです。
全ての物事は、自分に対する「思い込み」が「自信がある」「自信がない」を決めているということです。
それならば、自分で自分に対しての「思い込み」をプラスに変えていけば、誰でも自信を持つことができるようになるわけなのです。
自己イメージは、アファメーション(自己暗示)によって変えることができる!
アファメーションは、自分に対して行う「肯定的な宣言」です。「深層自己説得」ともいわれています。
簡単に言えば、自分にくりかえしプラスの言葉を浴びせるように聞かせていると、自分の潜在意識に浸透していけばいくほど、自分の望むことが実現できるように自分に暗示をかけていくことです。
言葉の持つ力を使って自分の潜在意識(無意識)に働きかけます。自分に繰り返し聴かせる言葉の威力を用いて潜在意識(無意識)に働きかけて、自分の望む夢や目標を実現することです。
そして、自分の望むイメージを実現させ、『引き寄せの法則』を活用します。
これを継続的に行うことによって、今までの自分に対しての「思い込み」、つまり古いプログラミングを新しいプログラミングに変えていくことができます。
本田圭佑選手もアファメーションをしていた!
このアファメーションを子供のころから実践していた一人がサッカー選手の本田圭佑です。ワールドカップの時にもここぞという時に力を発揮していましたね。
以下は、本田選手の小学校の卒業文集に書いたアファメーションです。
「僕は大人になったら、サッカー選手になりたいと言うよりなる。」「ヨーロッパのセリエAに入団します。そして、レギュラーになって、10番で活躍します。」
引用:コンラボ
このアファメーションの通りに彼は、サッカー選手になって、セリエAのACミランの10番で活躍していましたね。
彼は、自分に対し目標を宣言して、アファメーションをし続け、心のブレーキを取り外し夢に対して熱意を持ち続けて、夢をかなえていったということです。
大リーグで何年も活躍しているイチロー選手も、同じように小学生の卒業論文でアファメーションをしていたことは有名な話です。
90%以上を占める潜在意識(無意識)に働きかける
何度もくり返して、自分に浴びせかけた言葉は潜在意識に入ります。
これまで生きてきた中で、マイナスの言葉を繰り返し無意識のうちに耳にしてきた人も多いかもしれません。
なぜなら普通に生活していると暗いニュースや、周りの人のマイナスの言葉が耳や目から入ってくることが多く、マイナスの言葉もやはり何度もくり返されると潜在意識に入ってしまうのです。
しかし、それでもあきらめる必要は全くありません。今からプラスの言葉を繰り返し自分に言い聞かせて潜在意識にプラスのイメージやプログラムを刷り込んでいけば、プラス発想ができる人間に自分を変えていけます。
正しい方法でアファメーションをすれば、必ず素晴らしい変化が起きてきます。
頭の中で無意識に繰り返されている独り言
どんな人でもほぼノンストップで無意識のうちに心の中で独り言をつぶやいています。
人はみな無意識のうちに過去の体験の良いことも悪いことも繰り返し頭の中で再生しながら生きています。
ひとり言は、健康、幸福、富、人間関係その他のすべての側面に対して大きな影響力を持っています。
アファメーションが役に立つか、足を引っ張るのかは自分がどんな「ひとり言」を頭の中で無意識に繰り返しているかによります。
アファメーションの正しい方法
① 現在形でする「私は、今○○できている」
もうそのことを出来ているというアファメーションをつくります。
② 肯定的にする
「○○しない」というアファメーションにすると、○○するという言葉がイメージをつくり、頭に浮かんでしまいます。そのため、アファメーションは「○○している」という肯定するものにします。
③ 達成している自分をイメージしやすくする
ある言葉を言うことによって達成している自分の姿やその場面が簡単にイメージできるものであればあるほど、潜在意識に入って行きやすいです。
④ シンプルな方がいい
アファメーションは、何度も繰り返して潜在意識に刷り込みをしていくための大切な言葉なので、なるべくシンプルなものにした方が続けていきやすいためです。
小さな成功体験を積み上げ、大きな自信をつくる
初めからいきなり一足飛びに目標達成ができることなんてありませんね。
途中、障害が出てきたり、壁があったりで焦ってしまうこともあると思います。
それでも、一歩一歩目標へと近づいていくことをイメージし感じながら目標にたどり着ける自信を持てるようにアファメーションを活用すると自信がつくようになります。
まとめ
いかがでしたか?
自信がない自分から、自信を持てる自分に変えていくことは、自分次第でいくらでもできます。自分の持っている無限の能力を信じ、目標を達成している素晴らしい自分の姿を毎日イメージし続けましょう。
アファメーションをしっかりと継続すれば、プラスの発想ができるようになり、いつの間にか自分に自信が持てるようになります。
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