不動産投資番組は家賃収入にフォーカスしている
テレビ番組でよくあるのはアパートを一棟購入しました。6部屋あって一部屋8万円の家賃収入が見込めます。6×8×12カ月=576万円の収入が見込めます。
こういった内容の事を堂々と報じています。しかしながら、これだけでは不十分です。大切な事を報じてはいません。
その投資は自己資金を伴って行ったものなのか?フルローンなのか?お金を借りずに行われているのか?などという大切な点を多くの番組では欠如しています。
後述しますが、最も肝心な税金に関しては一切触れていないケースが多々あります。
賢明な方ならば、自ら情報を調べる辺り簡単には騙されないと思いますが、受け身で様々なテレビ番組の情報を鵜呑みにしてしまう方は、メリットの面ばかりに目がいき、そこにかかるコスト、リスクを考えないように思われます。
まず、テレビ番組の情報だけをsんようせず、不動産投資を実際に始めるとなったならば、実際に不動産投資を行っている人や専門家の意見を聞きましょう。
不動産投資番組は税金の事を一切報じない
さて先ほども指摘しましたが、投資に関する番組では税金のことを報じないケースが多いです。
不動産は取得した際には、印紙税、不動産取得税、登録免許税、保有していく上では固定資産税と都市計画税がかかります。
更に売却した際には所得税と住民税がかかります。ローンを組んだら当然ながらローンを返済しますし、建物が故障・古くなったら修繕費がかかります。
このような基本的な情報を報じずに、まるで丸々家賃収入が入るかのように情報を流すのは、バランスに欠けた番組と言えるでしょう。
多くの人はローンに関しては想像力が働くと思いますが、税金の大変さまでは想像力が無い場合が多いようです。
基本的に税金は滞納したらアウトです。
このように税金がかかりますが、それでも投資をする人がいるということは、不動産投資には儲かる要素があるからです。
不動産投資は、相続の際に評価額が下がり節税効果により得できますし、きちんと部屋が埋まっていてれば安定したインカムゲインが得られます。
長期的に見て得をすることや、空き室を作らないように上手に部屋をメンテナンスすることや、宣伝をすることにより、如何に空いている部屋を埋められるかが重要になってきます。
まとめ
株でもFX(外国為替証拠金取引)でも不動産投資でも何でも良いですが、テレビでそういったことのメリットばかりを放送していたら、そこばかりに注目しないことです。
テレビ番組で流行っているから不動産投資をやった方が良いのではないか?そう考えてしまう人は、一旦落ち着いて考えてみましょう。
投資とは、未だ流行っていない事柄に、何かしらの兆候が出た時に素早く投じて、流行が過熱してきた時に素早く身を引くことを行います。
投資はある意味、世間の逆を行くようなメンタリティがある人間に向いていると言えます。
そのような点を踏まえてもう一度投資を促す番組をご覧になってみてください。
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