SBIバーチャル・カレンシーズが2018年8月から「仮想通貨取引所サービス」をスタートさせました。しかし、このニュースを聞いて、元々取引所サービスやっていたのでは?と疑問に感じた方も多かったかもしれません。仮想通貨交換所の「販売所」と「取引所」について整理して紹介します。

※本記事は、仮想通貨交換業者の「販売所」と「取引所」について整理:ビットコインラボに掲載されたものです。

仮想通貨交換業者について

仮想通貨交換業者とは、bitFlyerやSBIバーチャル・カレンシーズ、GMOコインなど金融庁から登録を受けた業者のことを言います。よく仮想通貨取引所と言われますが、正式には仮想通貨交換業者です。日本の場合は、通称仮想通貨法と言われる改正資金決済法において、仮想通貨交換業者は規制されており、無登録での営業は禁止されています。

現在、金融庁から登録された事業者は16社あり、新規に登録を待っている企業は100社超あると言われています。

販売所と取引所の違い

SBIバーチャル・カレンシーズやGMOコインの「仮想通貨取引所サービス」開始のニュースを聞き、元々取引所サービスやっていたのでは?と疑問に感じた方も多かったかもしれません。実は仮想通貨交換業者のサービス提供方法は2つあり、それが「販売所」と「取引所」です。SBIバーチャル・カレンシーズやGMOコインは現在、「販売所」のみの提供をしており、「取引所」も提供するということになります。

販売所と取引所について

販売所と取引所は、仮想通貨を売買する”相手”が異なります。販売所は仮想通貨交換業者と直接売買するのに対し、取引所は個人と売買をします。個人というとわかりにくいかもしれませんが、仮想通貨交換業者を利用するユーザーAとユーザーBが売買をするイメージです。

例えば、1BTCを購入するとします。販売所の場合は購入先が利用している仮想通貨交換業者になるため、いつでも購入することができます。取引所の場合は、1BTCの売り注文を出しているユーザーがいない限りは売買が成立しません。外からは見えづらいですが、取引所は仮想通貨交換業者を利用するユーザーの需要と供給がマッチすることで初めて売買が成立するわけです。

販売所と取引所のメリット・デメリット

販売所のメリット

販売所のメリットは、いつでも好きな数量を売買できる点にあります。仮想通貨交換業者によって一回の注文量に制限がある場合はあるものの、基本的には1BTCでも10BTCでもすぐに売買可能です。また、シンプルなので初心者にもわかりやすいメリットがあります。価格は予め提示されているため、売買したい数量を入力するだけで売買が完了するのです。

販売所のデメリット

デメリットはスプレッドが高いことです。スプレッドとは売値と買値の差です。仮想通貨交換業者によってスプレッドは異なりますが、中には売値と買値の差が10%程度あることもあります。この場合、仮に購入した仮想通貨が10%価格上昇してもスプレッドに吸収されてしまい、利益を出すにはスプレッド以上の価格上昇が必要になります。

取引所のメリット

取引所のメリットはスプレッドが小さい点です。スプレッドは刻々と変化しますが、基本は誤差程度です。つまり、販売所よりも利益を上げやすいと言えます。また、価格を指定して売買することができるため、販売所よりも自由度が高いと言えるでしょう。

取引所のデメリット

売買したい数量を希望する価格で売買することが難しい点がデメリットです。例えば、1BTCを100万円で購入したいと考えても、1BTCを100万円で売りたいユーザーがいない限りは売買できません。当然、売買したい数量が増加するほど、希望する価格で売買できる可能性は低くなります。また、取引所は販売所よりも複雑で、初めての方には少しわかりづらい点もデメリットと言えます。

状況に応じて使い分けを

見てきたように販売所と取引所はメリット・デメリットがあります。自身の売買状況に応じて使い分けるのが賢明です。仮想通貨交換業者によって販売所と取引所の提供状況は異なります。bitFlyerなどは販売所と取引所を両方提供しており、ビットバンクは取引所しか提供していません。SBIバーチャル・カレンシーズやGMOコインは販売所のみ提供していますが、取引所も提供する予定となっています。

(記事提供:仮想通貨交換業者の「販売所」と「取引所」について整理:ビットコインラボ

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