キャンピングカーの人気が続いています。軽自動車を軽く改造したリーズナブルなものから1千万円を超すような超豪華なタイプまでバラエティー豊富です。リタイア後の夫婦が優雅に全国を旅するため、節約旅行の車中泊で宿泊費を浮かしたり自由に行動しやすいためなど、ニーズもさまざま。ここでは、キャンピングカーの魅力やメリット、デメリット、国産でおすすめの車種をご紹介します。

キャンプやアウトドア以外の用途で注目のキャンピングカー

いまやキャンピングカーは一部のアウトドア好きが趣味で持つ高級なもの、というイメージは変わり、ちょっと手を伸ばせば誰でも所有できるようになりました。

キャンピングカーと一口に言っても、簡易的に寝るスペースを設定できるものから、テーブルやイス、棚に室内照明といったインテリアからシンクにシャワールーム、蓄電池やソーラーパネルでエアコンから家電まで使えるゴージャスなものまでピンキリです。

一台で自宅代わりに生活できるキャンピングカーにあこがれる人も少なくありません。

キャンピングカーはその名の通り、もともとキャンプや野外ですぐにキャンピングやアウトドア料理が楽しむためのものでした。

しかし、最近では車中泊ブームでドライブ旅行に使ったり、将来の起こり得る災害に備えて保有するケースも増えています。

キャンピングカーのメリット

キャンピングカーはマイホームをコンパクトに詰め込んだ車、といったイメージです。乗用車なので移動は自由自在。

しかも、疲れればベッドで寝られるし、ミニシンクで料理をしてテーブルで食事を取ることもできます。

カーバッテリーや車の屋根のソーラーパネルから蓄電池に充電をすれば24時間、冷蔵庫やエアコン、パソコンにスマホの充電まで車内で電気製品が思い切り使えるのも魅力です。

宿泊先を決めないまま出発しても、途中で好きな場所で休憩したり宿泊したりできるので、時間的な制約からも解放されます。

万一、災害のときには避難先の選択肢にキャンピングカーを使えばプライベート空間も確保されたうえ、快適にインフラ復旧や新居が決まるまでの時間を過ごせるでしょう。

キャンピングカーのデメリット

乗用車を改造して居住空間を作るキャンピングカーは、車の本体価格に設備費用や改修費用が上乗せされるため「高い」買い物になるのは確かです。

軽自動車をキャンピングカーとして利用する軽キャンパーの場合でも、車両価格100万円として簡易的なベッド設備を使いするだけでプラス20〜30万円はかかります。

テーブルや収納スペース、電気装備まで含めた軽キャンパーとなると軽く200〜300万円するものも少なくありません。

ただ、キャンピングカーの本場で1台1,000万〜2,000万円がスタンダードなアメリカやヨーロッパに比べると日本は価格帯に幅が広いためかなりリーズナブルな車種が多いといえます。

一般の車を持つよりは確かに割高ですが、宿泊費が浮いて夫婦や家族のレジャーに使えるなら十分元が取れる値段だと考えられます。

手軽でおすすめのキャンピングカー

・ミニチュアクルーズ「遍路エディション」

岡モーターズ(香川県高松市)

ミニチュアクルーズ「遍路エディション」の詳細はこちら!

畳風のベッドマットや障子窓を取り入れるなど、和のテイストにこだわった軽キャンパー。四国八十八カ所のお遍路さんの旅のイメージでデザインされたシニアに人気の一台です。

お遍路さんが持つ金剛杖用のホルダーや菅笠フックがあったり、キャビネットの取っ手に和だんすで使われる金具を使うなど、細部にまでこだわっています。

走行中に自動充電するサブバッテリーは大容量だから車内で家電が自在に使えます。スズキ・エブリィバンをベースに改造されたこちらの車両本体価格は185万円からです。(税抜価格。2018/05/17現在)

・テントむし

バンショップ ミカミ(鹿児島県曽於市)

バンショップ ミカミ 「テントむし」の詳細はこちら!

赤と白のポップでかわいいカラーで目を引く軽キャンパー。屋根が後方に向かって斜めにポップアップしていき車内空間を広げられ、屋根付きの駐車場でも走行時の格納状態でパーキングが可能です。

車内空間もベッドマットは赤、壁は白、家具や床は木目調とおしゃれな雰囲気。テーブル、シンクもついてコンパクトにドライブ旅行が楽しめます。乗車・就寝定員は4名、価格は277万円〜です。

キャンピングカーで自由な旅に出かけよう

高級で高いというイメージだったキャンピングカーもラインナップの裾野が広がって、誰でも手が届く値段になってきました。

家族や友人とのドライブ旅行を「動くマイホーム」のキャンピングカーで楽しんでみましょう。

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