「老後の資金はどうして貯めた方がいいの?」「何歳から資金を貯め始めたらいいの?」「老後資金ってどのくらい必要なの?」老後資金は貯め始める年齢や資金額など、考えることが多くあり難しいですよね。 今回は、老後資金が何歳から始めればいいのか、老後に必要な資金についてご紹介します。

老後資金で老後の生活を補うために

老後は基本60歳からですが、最近は60歳を過ぎても元気に働いている方が多く、実際のところ何歳からが老後なのかわからなくなってきています。

老後資金は、老後の生活を少しでも補うための資金で、主な使い道として、退職後の毎日の生活費や家賃などに使うものです。

医療費や冠婚葬祭などの費用にあてることもあるので、様々な使い道があるでしょう。また、毎日健康に楽しく生活をしたい方は、旅行や趣味などの娯楽に使うこともあります。

老後資金は、退職後に収入がなくなってから使う物なので、老後になる前に資金を貯めるか、定期的に資金の受け取りができる準備をしておきましょう。

現在の平均寿命は89歳なので、年齢を考えて老後資金を集めておかなくてはなりません。最近では、「人生100年時代」と言われるほど平均寿命が上がってきています。

89歳以上長生きした場合を考えて老後の対策をしておくことが大切です。

退職一時金は基本給、勤続年数や卒歴によって金額が決まっています。厚生労働省のデータでは、「勤続年数38年で大学卒の総合職だと退職金は約2488万」「勤続年数42年で高校卒の総合職で退職金は約2268万」となり、約220万の差があります。

公的年金は平成28年度で厚生年金が月額で約22万円となっているので、夫婦の場合は30年間で会社員の夫は約3,500万円、専業主婦の奥さんは約2,000万円と言われています。

今後の詳しい年金額を知りたい方は毎年誕生月に送られてくる「年金定期便」で確認できるので、ぜひ見ることをおすすめします。

老後資金の準備は何歳から始めるの?

老後の資金集めは早いに越したことはありませんが、現在の生活にもお金は必要ですよね。60歳から30年生き続けると、もらえる年金は3千万程度で、退職一時金は多くても約2,500万円となっているので、合計でも5,000万円いくかいかない程度です。

月々の支払や生活費、病気になれば医療費がかかってくることを考えれば、30年間で約5,000万円というのは少し厳しいのではないでしょうか?そこで、親になった年代別で老後資金の貯め方をご紹介します。

20代

一般的に働き始めて数年、給料も少ない状態で親になった方は、子供が成長するまで育児費用で手一杯ではないでしょうか?

老後資金を貯めるには、子育てが落ち着いてからの方が良いでしょう。また、養育費の他に「万が一の貯蓄」として、生活費を約3ヵ月分程度貯めておくと、安心して子育てができますよね。

無理をしない程度で積み立て貯蓄や積み立て投資をしていき老後資金のベース作りをしていきましょう。

30代

30代になるとだいぶ収入が上がっていることが多いので、親になっても家計には余裕が出てきやすいです。20代と比べると老後資金が貯めやすく、子供が小さい内は生活費の出費もまだ少ないほうです。

今の内に老後資金を貯めるために、積み立て貯蓄や積み立て投資をどんどん貯めていきましょう。

40代以上

40代で親になった方は子供が成人するまでに定年を迎えることもありますので、確実に老後資金を貯めていきましょう。

ですが、40代ともなりますと、20代・30代に比べてかなり収入があるので、親になる前にある程度老後資金が貯まっている方も多いでしょう。

家計の費用を抑えることで、今まで貯めた貯蓄を減らさないように意識しながら積み立て貯蓄や積み立て投資をして資金を貯めていきましょう。

老後資金はいくら必要?

老後資金を貯めるにしても、実際どのくらいのお金が必要なのかわからないです。

厚生年金が月額で約22万円となっていますが、人によって生活の仕方はそれぞれ違い家庭によって必要額は変わります。そのため、現在の生活費を元に老後の資金を考えていきましょう。

大まかな計算となりますが、「現在の生活費を元にした毎月の生活費」×12ヵ月「想定できる60歳以降のセカンドライフの年数」+「想定出費」で計算すると、老後に必要なだいたいの資金がわかります。

老後資金を貯めることで、子供にも負担をかけなくて済むので、早い内に資金貯めをしましょう。

まとめ

老後資金の意味や資金はいくら必要なのか、資金は何歳から始めた方がいいのかをご紹介させて頂きました。公的年金がなくなることはないと言われながら、年々と年金の支給額が減っているのは事実です。

安心して年金がもらえるとは思わずに、年齢関係なく今後の老後のために着々と資金を貯めましょう。

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